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カメラマンのアシスタントを辞めたい|辞めてから仕事を受けた人の順番

朝日の差す住宅街の道を、カメラを持って前を向いて歩き出す後ろ姿

「カメラマン アシスタント 辞めたい」で検索すると、体験談と悩み相談が並びます。辞めたあとに何をするかを書いたページが、ほとんどありません。

辞めるかどうかは自分で決めることです。ただし、辞めてからでは取り戻せないものが3つあります。

この記事では、辞める前にやることと、辞めたあとに仕事を受けた人の順番を説明します。我慢を勧める話はしません。

辞める前に、何をやっておくのか?

作例・現場で会った人の連絡先・次に入る仕事の3つです。 どれも辞めたあとに手に入りにくくなります。

やること辞めたあとだと
1 自分の名前で撮った写真を揃える撮る機会そのものが減る
2 現場で会った人の連絡先を控える会う理由がなくなる
3 辞めたあとに入る仕事を決めておく次の収入が入る前に、いまの収入が止まる

順に見ます。

1 自分の名前で撮った写真を揃える

アシスタント中に撮ったものは、カメラマンの作品です。自分の作品として出せるものを、別に用意することになります。

元アシスタントが、独立までの目安をこう書いています。

そんなふうにして、雑誌2つか3つくらい、自分の名前の入った写真が載るようになってしばらくしたら、次のアシスタントを雇います。

(Yahoo!知恵袋 q12154683287 の回答。2026年10月26日に確認)

この人は「期間」ではなく「自分の名前で載った数」で区切っています。 雑誌に載ることが条件ではありませんが、自分の名前で撮った写真が何枚あるかは、辞めたあとに効きます。

応募先が求める枚数は、カメラマンのポートフォリオは20枚以上|4社の応募条件で実際の条件を確認できます。

2 現場で会った人の連絡先を控える

アシスタントの現場には、カメラマン以外の人がいます。

誰あとでつながること
ヘアメイク撮影を組むときに声をかけられる
スタイリスト同じ
編集者・制作の担当依頼がここから回る
他のアシスタント現場の情報が入る

辞めたあとに依頼が来る経路は、この人たちです。 カメラマン本人と連絡が取れなくなっても、現場で会った人は残ります。

ただし、仕事を横から取る形にはしないことです。同じ現場の案件を自分に回してもらうのではなく、自分で受けられる別の撮影を伝えるところが線になります。

3 辞めたあとに入る仕事を決めておく

収入が止まる期間を作らない、ということです。ここに1つ道があります。

ロケアシです。 現役のフォトグラファーが書いています。

独立してフォトグラファーになったばかりの頃に、ロケアシで生活を安定させながら、撮影の仕事を少しずつ増やす人は多いですね。

また、特定のロケアシ会社に所属せず、フリーランスのロケアシとして仕事をする人もいます。
どちらもほとんどフリーランスのようなものなので、日程の調整がしやすいのが特徴です。

(Atsushi Photolog「カメラマンアシスタント(カメアシ)とは?」。2026年10月26日に確認)

アシスタントを辞めることと、アシスタントの仕事をやめることは別です。 専属を辞めて、日程を自分で決められるロケアシに移る形があります。

専属アシスタントロケアシ
日程相手の予定で決まる自分で入れる日を決める
自分の撮影入れにくい空けた日に入れられる
事務・お金の管理あるない

専属で辛いところの多くは、日程が自分で決められないことから来ています。そこだけを変える道です。

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辞めたら、カメラマンになれないのか?

なれます。 アシスタントは入口の1つで、唯一の道ではありません。

小椋翔さんは、わが子を撮影するために買った3万円のカメラ1台で写真館をオープンし、そのあと出張撮影に進んでいます(『増補改訂版 副業するならカメラマン』フォレスト出版・2026年2月/著者プロフィール)。アシスタント経験はありません。

辞めてから受けるまでの順番はカメラマンのアシスタントが辛いのは本当|師匠につかずに仕事を受ける順番で説明しています。

ただし、手放すものがあります

専属アシスタントで学べることのうち、独学で代わりがきかないものが1つあります。 人のお金で事務をやる経験です。

カメラマンに常勤で雇われて弟子入りするアシスタントは、まずお金の管理です。
財布と預金通帳と印鑑を渡され、お金を払ったり、請求書を書いたり、契約書を作ったりします。

(Yahoo!知恵袋 q12154683287 の回答。2026年10月26日に確認)

請求書・契約書・スケジュールの手配を、自分の失敗で損が出ない状態で覚えられます。辞めると、ここは自分のお金でやることになります。

請求と料金の決め方は出張撮影の料金はどう決まる?相場と価格の付け方にまとめています。

辞めたい理由を、分けて見る

理由によって、辞める以外の道があるかが変わります。

辞めたい理由辞める以外の道
毎日怒られるある。 動き方で回数が変わる(下のリンク)
日程が自分で決められないある。 ロケアシに移る
給料が足りないある。 スタジオや別の現場に移る
撮影そのものに興味がなくなったない。 続けても戻らない
手が出る・人格を否定される辞める。 動き方の問題ではない

怒られる回数については、現役のカメラマンが「察する力ではなく、止まらないこと」だと書いています(カメラマンのアシスタントで毎日怒られる|何が伝わっていないのか)。

上の表で下2つに当たるなら、辞める判断です。 上3つなら、場所を変えるだけで解けることがあります。

1人で決めない

同じ状態になった人が、知恵袋に相談を書いています。

現場の空気を読むのはとても大事です。
しかし空気を読もうとして
何もわからない僕は動けず。

(Yahoo!知恵袋 q14170322179。2026年10月26日に確認)

この相談に、2人のカメラマンが答えています。自分の現場しか見ていないと、それが普通かどうかが分かりません。 他の現場を知っている人に1度聞いてください。

正社員のアシスタントを辞めるときは?

手続きが別です。 スタジオアシスタントは正社員・契約社員の募集が多いので、就業規則に沿った申し出になります。

確認すること
退職の申し出の期限就業規則に書かれている
有給の残り消化できるか
貸与されている機材返す期日と状態
撮影したデータ持ち出さない。 著作権と契約の範囲を確認する

データの扱いだけは、必ず確認してください。 自分が撮ったカットでも、作品として出せるかは契約によります。

よくある質問

何か月で辞めるのは早すぎますか?
期間で決める基準はありません。上の表で「辞める以外の道があるか」で見てください。

辞めたことが、次の応募で不利になりますか?
応募先が見るのは作品です。ポートフォリオの枚数と中身で判断されます。

お世話になった人に、どう伝えればいいですか?
理由を長く説明すると、引き止める材料を探されます。辞めたあとに何をするかを1つ決めてから伝えると、短く済みます。

辞めてから、写真と関係ない仕事に就くべきですか?
ロケアシという道があります。上の引用のとおり、独立したあとの収入を支える使い方で選ばれています。 写真から離れずに日程を自分で決められます。

辞めてすぐ依頼は来ますか?
来ません。作品と、受けられる撮影の案内を先に作ることになります。何から始めるかはカメラマンのアシスタントが辛いのは本当|師匠につかずに仕事を受ける順番で説明しています。

まとめ

  • 辞める前にやることは3つ。辞めたあとだと取り戻しにくい
  • 自分の名前で撮った写真を揃える(アシスタント中に撮ったものはカメラマンの作品)
  • 現場で会った人の連絡先を控える(依頼はこの人たちから回る)
  • 辞めたあとに入る仕事を決めておく(収入が止まる期間を作らない)
  • 元アシスタントは「期間」ではなく自分の名前で載った数で区切っていた
  • 次に入る仕事の1つがロケの撮影アシスタント(ロケアシ)。「独立してフォトグラファーになったばかりの頃に、ロケアシで生活を安定させながら、撮影の仕事を少しずつ増やす人は多い」
  • 専属で辛いところの多くは日程を自分で決められないこと。そこだけ変える道がある
  • 辞めると手放すのは、人のお金で請求書・契約書・手配を覚える経験
  • 辞めたい理由を分ける。怒られる・日程・給料は場所を変えて解けることがある
  • 手が出る・人格を否定される場面は、辞める判断。 動き方の問題ではない
  • 正社員なら、退職の期限・有給・貸与機材・データの扱いを確認する

辞めるかどうかより先に、辞めたあとに何をするかを1つ決めるところからです。

関連記事:カメラマンのアシスタントが辛いのは本当|師匠につかずに仕事を受ける順番/カメラマンのアシスタントで毎日怒られる|何が伝わっていないのか/カメラマンになる

※引用した質問と回答は、Yahoo!知恵袋の公開ページから2026年10月26日に確認したものです。投稿者個人の経験であり、すべての現場に当てはまるものではありません。

※退職の手続きと契約の内容は、勤務先の就業規則と契約書で確認してください。

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執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)

柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。

監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)

一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。

この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。

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このサイトの監修者の本

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版)

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版/2026年2月)
このサイトで扱っている「需要を先に見つける」という考え方は、この本がもとになっています。