未経験から写真を仕事にする人のための情報サイト

ニューボーンフォトの資格費用はいくら?何件撮れば戻るかで考える

朝の食卓に置かれたカメラとレンズ、手書きの計算が書かれたノート、電卓。受講料を撮影の件数に置き換えて考えている机

ニューボーンフォトの資格講座は、税込21,780円から990,000円まであります(2026年10月26日に上位3校のページで確認)。同じ「資格」という言葉でも、約50倍の差があります。

ただし、金額を並べても、自分に合うものは決まりません。その受講料が高いか安いかは、1件いくらで受けて、何件撮るかで変わるからです。

この記事では、実際に公開されている受講料を先に確認したうえで、何件撮れば受講料が戻るのかに置き換えて説明します。

ニューボーンフォトの資格費用は、いくらかかるのか?

税込21,780円から990,000円です。 「ニューボーンフォト 資格 費用」の検索上位20本のうち、受講料を公開している3校を開いて数えました。

受講料中身どこの講座か
19,800円(税込21,780円)通信講座の下位プランベベシェリ(検索1位)
39,000円(税込42,900円)通信講座の上位プラン同じ
55,000円撮影同行ワークショップ(1日)fluffybabys(検索3位)
79,000円ベーシックコース(新生児人形で練習)同じ
120,000円本物の新生児モデルで練習するコース同じ
120,000円(税込132,000円)オンラインのみ・過去の参加者向けJNSA アカデミー(検索14位)
250,000円(税込275,000円)会員ではない人向けのコース同じ
275,000円プレミアムコース(本物のモデル)fluffybabys
990,000円プロフェッショナル養成コース同じ

(各校の公開ページ。2026年10月26日に確認。分割払いの表示もありました。JNSAは23,500円×12回など)

いちばん安い通信講座と、いちばん高い養成コースで約50倍です。 同じ「ニューボーンフォトの資格」という言葉で呼ばれています。

なぜ、同じ資格で金額がこれだけ違うのか?

資格が1種類ではないからです。 ニューボーンフォトに国家資格はなく、各協会やスクールがそれぞれの認定を出しています(ニューボーンフォトに国家資格はない|依頼するママが見ている3つ)。

受講料が変わる理由は4つあります。

1 練習する相手が違う
新生児の人形で練習するコースと、本物の赤ちゃんモデルで練習するコースがあります。実測した3校では、同じ内容でも本物のモデルだと4万円ほど高い組み方でした(79,000円と120,000円/230,000円と275,000円)。

2 マンツーマンか、通信か
通信講座は税込21,780円から。講師と1対1のコースは79,000円からでした。

3 コースが段階に分かれている
入門・初級・中級・上級・マスターのように分かれていて、上まで進むと合計額が上がります。

4 別の資格を足していく形になっている
ニューボーンフォトの資格を取ったあと、ベビーフォト、ベビーマッサージと続きます。実際に説明を受けた人が、こう書いています。

ニューボーンやベビーフォトやベビマなど、すべて資格が別になるので全部とると100万ぐらいになります。

(Yahoo!知恵袋 q10259946210。2026年10月26日に確認)

最初に見た金額が、最終的に払う金額とは限りません。 申し込む前に、どこまでで終わりなのかを確認してください。

何件撮れば、費用は戻るのか?

受講料を件数に直すと、金額の見え方が変わります。

ニューボーンフォトの出張撮影を受けたときの金額は、3万円から6万円と書かれています。

ニューボーンフォトとか出張撮影すると3万〜6万。

(Yahoo!知恵袋 q11301162176。2026年10月26日に確認)

出張撮影の相場も近い数字です。fotowaは一律料金で平日24,200円・土日祝29,700円(2026年8月時点)。これは依頼する人が払う金額なので、ここから手数料や経費を引いたものが手元に残ります。

1件の粗利を2万円として計算します。

受講料戻るまでの件数月2件なら月4件なら
21,780円(通信)2件1か月1か月
79,000円(ベーシック)4件2か月1か月
132,000円7件3〜4か月2か月
275,000円14件7か月3〜4か月
990,000円(養成)50件2年1か月1年1か月
100万円(別々に全部取る)50件2年1か月1年1か月

通信講座の21,780円なら2件です。ベーシックの79,000円なら4件。ここまでは「安い」と言える範囲でしょう。

990,000円の養成コースは50件です。 新生児の撮影は生後2〜3週間の限られた時期にしか撮れないので、依頼が集中しません。月2件なら2年以上かかります。

1件あたり、いくら受け取れるのか?

ここで気をつけるところがあります。表示した金額が、受け取る金額とは限りません。

ニューボーンフォトを頼もうとした人が、こう書いています。

最近インスタでニューボーン専門で撮影するママカメラマンの方をよく見ます。モニター価格で3000円という安さに惹かれて撮影を考えたのですが

これに対する回答です。

3000円というのは撮影料が3000円で写真データは別売じゃないのですか?結局全データを買ったりすると5万円とかするのでは?

モニター価格3000円は「その写真が宣伝に使われる」という意味です。

(Yahoo!知恵袋 q11257318446。2026年10月25日に確認)

モニター価格で受けた分は、計算に入りません。 作例を作るための撮影なので、ここは費用の回収ではなく、準備のほうに入ります。

受け取る金額を決めるときは、撮影料・データ料・出張費を1枚に並べて、合計がいくらになるかを書き出してください。料金の組み立て方は出張撮影の料金はどう決まる?相場と価格の付け方で説明しています。

受講料のほかに、何にお金がかかるのか?

撮影の道具です。 これを計算に入れていないと、回収までの件数が増えます。

受講した現役のフォトグラファーが、こう書いています。

ニューボーンフォトはかなりの撮影セットがありますし、写真がマンネリ化しないように道具も増やし続ける必要があります。
カメラ以外に最初にある程度セットを揃えるのに、そこそこお金がかかります… そしてなかなかの量になります。

(Yahoo!知恵袋 q10237500285 のベストアンサー。2026年10月25日に確認)

ニューボーンフォトで要るのは、おくるみ・巻き布・ビーンバッグ・背景布・小物です。撮るたびに同じものだと、作例が似てきます。 だから増え続ける、という話です。

受講料だけで計算すると、ここが抜けます。

回収できなかった人は、どこでつまずいたのか?

同じことを考えた人が質問しています。

民間資格ですよね、あってないような資格。実際、資格代を回収できてからプラスの収入になっている方はいますか?

回答です。

ハッキリと断言出来ます。勝手に作った資格ですから知らない人にはハッタリが効く事も絶対無いとは言いませんが、仕事としてなら1ミリも役に立ちません。
その様な資格で仕事は取れません。ご自分のスキルアップの為の授業料と割り切るならアリかも知れません。授業料の回収は無理です。

(Yahoo!知恵袋 q12250269537 のベストアンサー。2026年10月25日に確認)

厳しい言い方ですが、つまずいた場所ははっきりしています。資格を取ったあとに、依頼が来る道筋を作っていなかったということです。

コース選びを相談した人への回答も、同じところを指しています。

なんのために学ぶんですか? 生計を立てるためですか? ぼくならぜっったいにいきません お金持ちでお金が余ってるならまだしも 内容と受講料が見合っていません。

(Yahoo!知恵袋 q11237494336 のベストアンサー。2026年10月25日に確認)

「内容と受講料が見合っているか」は、件数に直すと測れます。 14件撮る見込みがあるなら275,000円は見合っていますし、見込みがないなら見合っていません。

写真の仕事の始め方を、無料のオンライン講座で公開しています

未経験から始める手順、広告費をかけずに依頼を受ける方法、実際にいくらになるのかの収益シミュレーション。全4部構成の無料オンライン講座で公開しています。

登録は無料です。メールアドレスだけで受け取れます。

申し込む前に、何を決めておくのか?

3つです。順に決めると、金額が見合っているかを自分で判断できます。

1 1件いくらで受けるかを決める
撮影料・データ料・出張費を書き出して、合計を出します。3万円なのか5万円なのかで、必要な件数が変わります。

2 月に何件受けられるかを数える
新生児の撮影は生後2〜3週間に限られます。土日に動けるか、平日の昼に動けるかで件数が変わります。ここを多めに見積もると、計算が狂います。

3 どこまでで終わりかを講座に確認する
「このコースで仕事を受けられますか。追加で取る必要がある認定はありますか」と聞きます。100万円になるかどうかは、ここで分かります。

この3つが決まると、受講料を件数に直せます。件数が出せないうちは、金額の比較に意味がありません。

よくある質問

無料や数万円の講座でも、撮れるようになりますか?
時間数によります。実測した3校では、通信講座が税込21,780円から、マンツーマンのベーシックコースが79,000円からでした。基本のポージングはここで学べますが、安全の知識まで入っているかは講座によって違います。実技の時間数と、安全をどれだけ扱うかを確認してください。

分割払いはできますか?
用意しているところがあります。ただし総額は変わらないので、件数に直して判断するところは同じです。

通信講座と対面では、費用が違いますか?
通信のほうが安い傾向があります。「ニューボーンフォト 資格 通信」で探すと見つかります。ただし新生児の扱いは手で覚える部分が大きいので、実技がどう組まれているかを確認してください。

資格を取れば、協会から依頼が回ってきますか?
認定者の紹介ページを持っている協会があります。そこから依頼が来る場合もあるので、申し込む前に「紹介ページがあるか」「実際に依頼が回った例はあるか」を聞いておくと判断しやすくなります。

扶養の範囲で受けられますか?
受けられます。収入の額で条件が変わるので、副業の確定申告20万円は売上じゃない?撮影の経費で変わるを確認してください。受講料は経費になる場合があります。

まとめ

  • ニューボーンフォトの資格講座は税込21,780円から990,000円。上位3校を実測して約50倍の差
  • 差がつく理由は4つ。練習する相手(人形か本物の赤ちゃんか)・マンツーマンか通信か・コースの段階・別資格の積み上げ
  • 「ニューボーン・ベビーフォト・ベビーマッサージを全部とると100万ぐらい」という投稿がある
  • 撮影1件の金額は3万円〜6万円。出張撮影の相場はfotowaで平日24,200円・土日祝29,700円
  • 1件の粗利2万円で計算すると、21,780円は2件・79,000円は4件・990,000円は50件
  • 新生児は生後2〜3週間しか撮れないので、月に何件入るかが回収の速さを決める
  • モニター価格の撮影は回収に入らない。「その写真が宣伝に使われる」という意味
  • おくるみ・巻き布・背景布・小物の費用が別にかかる。作例がマンネリ化しないよう増え続ける
  • 回収できなかった人は、資格を取ったあとに依頼が来る道筋を作っていなかった
  • 申し込む前に決める3つは、1件いくら・月に何件・どこまでで終わりか

金額そのものに、高いも安いもありません。件数に直したときに、その数を撮れる見込みがあるかどうかです。

関連記事:ニューボーンフォトに国家資格はない|依頼するママが見ている3つ/出張撮影の料金はどう決まる?相場と価格の付け方/カメラマンになる

※引用した質問と回答は、Yahoo!知恵袋の公開ページから2026年10月25日に確認したものです。投稿者個人の経験であり、すべての講座に当てはまるものではありません。

※受講料と撮影の相場は変わります。申し込む前に、各協会・各スクールの最新の案内を確認してください。

写真の仕事の始め方を、無料のオンライン講座で公開しています

未経験から始める手順、広告費をかけずに依頼を受ける方法、実際にいくらになるのかの収益シミュレーション。全4部構成の無料オンライン講座で公開しています。

登録は無料です。メールアドレスだけで受け取れます。

執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)

柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。

監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)

一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。

この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。

週4回、写真を仕事にする話をお届けしています

月・水・金・日の18時30分。撮り方の手順、料金の決め方、依頼の受け方。1通5分で読み終わる分量です。購読は無料で、解除はいつでもできます。

公式メールマガジンを購読する(無料)

このサイトの監修者の本

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版)

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版/2026年2月)
このサイトで扱っている「需要を先に見つける」という考え方は、この本がもとになっています。