未経験から写真を仕事にする人のための情報サイト

砧公園の撮影許可は、土日でも下りるのか?

川沿いの満開の桜並木

砧公園は、世田谷区にある都立公園です。芝生の広場と桜の並木があり、家族写真のロケーション候補に挙がります。

ただし、依頼を受けて撮るなら、曜日を先に確かめてください。 砧公園サービスセンターの案内には、日曜・祝日は原則として許可できないと書かれています。

砧公園の撮影許可は、いつ取れるのですか?

平日は9時から16時30分まで、土曜は9時から11時30分まで、日曜・祝日は原則として許可されません。

砧公園サービスセンターの「撮影に当たってのお願いと注意事項」に、撮影可能時間として次のとおり書かれています。

曜日撮影できる時間
平日9時から16時30分まで
土曜日9時から11時30分まで
日曜・祝日原則として許可できない

時間の後ろには、それぞれ「(16時30分には完全撤収して下さい)」「(11時30分には完全撤収して下さい)」と添えられています。撤収までを含めた時刻なので、実際に撮れるのはこれより手前までです。

(出典:通常の撮影(一時占用)/都立砧公園サービスセンター・令和7年4月改訂)

土曜の午前だけが、週末に残された枠です。9時から11時30分のあいだに、準備も撮影も撤収も収めることになります。

土日に依頼が来たら、どうしますか?

土曜の午前に収まらない依頼は、別の公園に回すことになります。

七五三もお宮参りも、依頼者が休みを取りやすい土日に集まります。砧公園では、その土日のうち土曜の午前しか枠がありません。

都内で土日に撮れる公園は、条件がそれぞれ違います。

公園土日の商業撮影
代々木公園撮れる。ただし土日祝は1日5件まで
芝公園エリアごとに違う。土日祝が不可のエリアがある
山下公園ウェディング撮影だけ撮れる
水元公園撮れない(年末年始を除く平日のみ)
砧公園土曜の午前のみ。日祝は原則不可

依頼を受ける前に、撮影日の曜日を聞いてください。日曜と答えられた時点で、砧公園は候補から外れます。

写真の仕事の始め方を、無料のオンライン講座で公開しています

未経験から始める手順、広告費をかけずに依頼を受ける方法、実際にいくらになるのかの収益シミュレーション。全4部構成の無料オンライン講座で公開しています。

登録は無料です。メールアドレスだけで受け取れます。

桜の時期は、撮れるのですか?

撮れません。 案内には「桜花期~ゴールデンウィークは許可出来ません。」と書かれています。

桜がいちばん咲いている時期が、そのまま許可の出ない時期です。

撮影できない期間として挙げられているのは、次の3つです。

  • 桜花期からゴールデンウィークまで
  • 遠足等の混雑期(許可できないことがある)
  • 年末年始(12月28日から1月3日まで)

年末年始も入っているので、お正月の家族写真も砧公園では撮れません。

桜を背景にした撮影を依頼されたときは、公園ごとに許可の要る・要らないの線引きを確かめたうえで、別の場所を探すことになります。

料金は、いくらですか?

写真撮影は、30㎡以下なら1時間100円です。

料金表は面積で3段階に分かれています。目安の人数も併記されています。

占用目的面積(目安の人数)1時間あたり
写真撮影30㎡以下(1〜5名)100円
写真撮影30㎡を超えて100㎡以下(6〜10名)500円
写真撮影100㎡を超えての使用(11〜15名)1,000円
ビデオ撮影(映画・テレビを含む)1,500㎡以下7,800円
ビデオ撮影1,500㎡を超えて3,000㎡以下15,600円
ビデオ撮影3,000㎡を超えての使用23,500円

料金表には「(令和7年4月1日 改定)」と記載があります。人数については「※撮影内容により目安人数は異なる場合があります。」と添えられています。

支払いは現金のみです。 案内には「お支払いは現金のみとなります。」「なるべくつり銭のないようお願い致します。」と書かれています。撮影当日、撮影に入る前にサービスセンターで手続きをします。

1回あたりの上限時間は、この案内に書かれていません。 他の公園では上限が決まっていることがあるので、長時間になる撮影を予定しているなら、電話で確かめてください。

申請は、どうやって出すのですか?

FAXで書類を送ったあと、電話を入れます。電話をしないと許可になりません。

案内には「ご確認のご連絡をいただかない場合、撮影許可とはなりません。」と書かれています。赤字で強調されている箇所です。

手順は次のとおりです。

順番やること
1注意事項を読む
2撮影計画書と、撮影場所に印をつけた地図を用意する
3絵コンテや台本があれば添える
4実施日の2日前15時までにFAXで送る
5FAX送付から5〜30分後に電話で可否を確認する
6撮影当日、現金を持ってサービスセンターで手続き

締切は「実施日の2日前15時」です。 案内には「場合によりそれ以降のご申請はお断りいたしますので、あらかじめご了承ください。」と続きます。

電話の確認は土日祝も受け付けています。問い合わせの受付時間は8時30分から17時までです。

砧公園サービスセンター〒157-0075 世田谷区砧公園1-1
電話03-3700-0414(8時30分〜17時)
FAX03-3700-7059

撮影当日に開始時刻が変わる場合や中止する場合は、予定の開始時間より前にサービスセンターへ連絡します。

撮影計画書には、何を書くのですか?

撮影面積を自分で書きます。ここに書いた数字で料金が決まります。

撮影計画書の項目は次のとおりです。

項目書く内容
会社名・担当者・所在地連絡先のTELとFAX、当日連絡先(携帯)
1. 撮影の種類写真撮影か、ビデオ撮影(映画・テレビを含む)のどちらかに○
2. 撮影日時開始時刻と終了時刻
3. 撮影場所具体的に記入(例としてファミリーパーク、芝生広場が挙げられている)
4. 撮影面積㎡で記入(例として30㎡、100㎡、200㎡が挙げられている)
5. 撮影内容被写体の内容を詳しく。コンテで代用してもよい
6. 持込み機材の内容カメラ・三脚・レフ板などの台数
7. 機材以外の持込み物
8. 人数の内訳撮影スタッフ、モデル・出演者、その他の合計

料金は面積で3段階に分かれるので、4に書く数字がそのまま金額になります。 30㎡は、6メートル×5メートルほどの範囲です。家族数人を立たせて撮るなら、この範囲に収まります。広い芝生で動きながら撮るなら、100㎡を超えることもあります。

撮影内容の欄には「使用するメディア、掲載紙(誌)名、発売日(放映日)等も記載して下さい。」とあります。広告や雑誌の撮影を想定した欄なので、個人の記念写真であれば、被写体と用途を書くことになります。

計画書の下には管理所の記入欄があり、撮影許可・撮影不許可のどちらかに印が付いて返ってきます。

何人まで撮影に入れますか?

総員15名以下です。 案内には「撮影に関わる方は総員15名以下(エキストラや関係者も含めて)として下さい。」と書かれています。

撮影計画書には、人数の内訳を書く欄があります。

  • 撮影スタッフ
  • モデル・出演者
  • その他

この3つを足した数が15名以下です。 家族写真であれば、撮影者と家族を合わせた人数になります。被写体だけでなく、見ているだけの人も数に入ります。

持ち込めない機材は、何ですか?

片手で持ち運べない撮影機材は持ち込めません。

案内には、サイズを問わず持ち込みできないものとして次が挙げられています。

  • 車両、クレーン、レール、発電機、セット等の工作物
  • 台車、脚立、イス、テーブル、テント、着替え用テント、ハンガーラック
  • コンロ等火器類

撮影計画書の機材欄には、ビデオカメラ・モニター・音声用機器・照明用機器・スチール用カメラ・カメラ用三脚・レフ板の台数を書く欄があり、「(片手で持てる機材に限ります)」と注記されています。

三脚とレフ板は、片手で持てるものなら書類に書いて持ち込めます。 イスとテーブルは持ち込めないので、待機場所の用意は別に考えることになります。

更衣用の施設はありません。 案内には「更衣用施設はありませんのでロケバス等にて着替えをお願い致します。」と書かれています。着替えが要る撮影では、衣装のまま来てもらうか、車を用意することになります。

ロケバスで駐車場を使うときは、砧公園駐車場(03-3417-0308)に予約を取ります。

撮影できない場所は、どこですか?

みんなのひろば、売店、トイレ、駐車場では撮影できません。

案内に挙げられているのは次の場所です。

  • みんなのひろば、売店、トイレ、駐車場
  • 更衣棟内、バード・サンクチュアリ内、サイクリング・コース内
  • その他、公園管理上支障となる場所
  • ファミリーパーク内(動物や自転車の撮影はできない)

野球場と小サッカー場は、通常は撮影できません。 ただし「別途要件を満たすと撮影が認められる場合があります」と書かれているので、使いたい場合はサービスセンターに問い合わせます。

ジョギング・ウォーキング・自転車に乗っての撮影は場所が制限され、スピードを出しての撮影はできません。

世田谷美術館を入れて撮れますか?

背景として撮ることはできます。ただし敷地内に入るなら、美術館の許可が別に要ります。

案内には「世田谷美術館を背景に撮ることは出来ますが、美術館敷地内での撮影は別途美術館の許可が必要となります。」と書かれています。

公園の許可を取っても、美術館の敷地はその許可に含まれません。 建物を正面から入れた構図を考えているなら、どこまでが公園でどこからが美術館かを、撮影前に地図で確かめてください。

撮影計画書には、撮影場所を具体的に記入する欄と、場所に印をつける地図が付いています。ここで場所を特定しておくと、当日の行き違いが減ります。

撮影できない内容は、何ですか?

他の来園者に迷惑をかける撮影はできません。

案内に挙げられているのは次のとおりです。

  • ゴルフ・キャッチボール等、運動をしている場面(ゴルフは道具の撮影も不可)
  • 公序良俗に反すること
  • 園路の通行を妨げたり、他の来園者に迷惑をかけること。来園者を排除しての撮影も不可
  • 樹木・草花などを折ったり採取すること
  • 地面に穴を掘ったり土を盛ったりする行為
  • その他、公園管理上支障となること

公園施設に損壊を及ぼした場合は、現状復旧することになります。

注意事項の冒頭には「以下の注意事項をお守り頂けない場合は、撮影中止または今後の撮影申請をお断りとさせていただきます。」と書かれています。一度の違反が、次からの申請に影響します。

許可が要らないのは、どんな撮影ですか?

公園の一定の場所を、一定の時間、独占して使わない撮影は申請が要りません。

東京都建設局は、申請が必要になる場合について次のように書いています。

各公園への申請が必要となるのは、撮影目的が営利・非営利に関わらず、公園の一定の場所を一定の時間、排他的、独占的に使用するような場合です。

(出典:都立公園での撮影について(東京都建設局))

例として挙げられているのは、テレビ・映画の撮影、モデル撮影会、宣伝用ポスター撮影です。

手持ちのカメラで散策しながら風景を撮るぶんには、申請は要りません。 判断に迷う場合の線引きは、公園で撮影許可がいらない範囲と撮影許可がいらない場所にまとめました。

他の公園と、何が違うのですか?

同じ都立公園でも、撮れる曜日は公園ごとに違います。砧公園だけ、土曜に時間の区切りがあります。

砧公園代々木公園水元公園葛西臨海公園
写真撮影(30㎡以下)1時間100円1時間100円1時間100円1時間100円
土曜日11時30分まで撮れる(1日5件まで)撮れない撮れる(混雑期は不可)
日曜・祝日原則不可撮れる(1日5件まで)撮れない撮れる(混雑期は不可)
申請の締切2日前15時3日前(中2日)まで1週間前3日前

料金は4つとも同じ1時間100円です。違うのは、撮れる曜日と、申請の締切です。

水元公園は年末年始を除く平日しか下りないので、砧公園より条件が厳しくなります。代々木公園は土日祝も撮れますが、1日5件の上限に達していると許可されません。

昭和記念公園は国営公園、新宿御苑は環境省が管理する国民公園で、都立とは条件が変わります。新宿御苑は、対価を受け取る記念写真そのものができません。

依頼が入ったら、撮影地の管理者を先に確かめてください。撮影の仕事の受け取り方に、依頼から当日までの流れをまとめています。

よくある質問

Q. 日曜日は絶対に撮れないのですか?

A. 案内には「原則として許可出来ません。」と書かれています。例外の条件は書かれていないので、どうしても日曜に撮りたい場合はサービスセンターに直接確かめてください。

Q. スマホで撮る場合も申請が要りますか?

A. 撮影計画書の機材欄には「その他の持込機材 例:スマホカメラ」と書かれています。独占的に場所を使う撮影であれば、機材がスマホでも申請の対象です。

Q. 2日前を過ぎてしまいました。

A. 案内には「場合によりそれ以降のご申請はお断りいたします」と書かれています。断られることがある、という書き方なので、まず電話で相談してください。

Q. 雨で中止になったら、料金はどうなりますか?

A. この案内に返金の規定は書かれていません。開始時刻が変わる場合や中止する場合は、予定の開始時間より前に連絡するよう求められています。

Q. 料金はいつ払いますか?

A. 撮影当日、撮影に入る前です。現金のみで、つり銭のないよう求められています。

この記事のまとめ

  • 砧公園は都立公園。撮影の申請先は砧公園サービスセンター(03-3700-0414)
  • 平日は9時〜16時30分、土曜は9時〜11時30分。いずれも完全撤収までの時刻
  • 日曜・祝日は原則として許可されない
  • 桜花期からゴールデンウィーク、年末年始(12/28〜1/3)も許可されない
  • 写真撮影は30㎡以下で1時間100円、100㎡超で1,000円。現金のみ
  • 申請はFAX。実施日の2日前15時まで。送信から5〜30分後に電話を入れないと許可にならない
  • 撮影に関わる人は総員15名以下。片手で持てない機材は持ち込めない
  • みんなのひろば・売店・トイレ・駐車場・更衣棟・バードサンクチュアリ・サイクリングコースでは撮れない
  • 世田谷美術館は背景として撮るのは可。敷地内は美術館の別許可が要る

条件は改定されます。この記事は令和7年4月改訂版の案内と、2022年7月6日更新の東京都建設局のページをもとにしています。申請の前に、最新の内容をご自身で確認してください。

写真の仕事の始め方を、無料のオンライン講座で公開しています

未経験から始める手順、広告費をかけずに依頼を受ける方法、実際にいくらになるのかの収益シミュレーション。全4部構成の無料オンライン講座で公開しています。

登録は無料です。メールアドレスだけで受け取れます。

執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)

柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。

監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)

一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。

この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。

週4回、写真を仕事にする話をお届けしています

月・水・金・日の18時30分。撮り方の手順、料金の決め方、依頼の受け方。1通5分で読み終わる分量です。購読は無料で、解除はいつでもできます。

公式メールマガジンを購読する(無料)

このサイトの監修者の本

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版)

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版/2026年2月)
このサイトで扱っている「需要を先に見つける」という考え方は、この本がもとになっています。