未経験から写真を仕事にする人のための情報サイト

ふぉとるのカメラマンの報酬は?依頼の来かたで変わります

困っている男性2人(オフィス)

ふぉとるは、出張撮影のマッチングサービスです。カメラマンとして登録すると、撮影の依頼を受けられます。

ただし、報酬の決まり方が1つではありません。

同じサービスの中に2つの受け方があり、手元に残る額が変わります。 そして、そのことは公式ページに書かれています。

※以下はふぉとる公式の各ページ(株式会社ウェルビーイングス)の2026年9月4日時点の記載です。条件は変わります。応募前に必ず最新の要件をご自身で確認してください。

ふぉとるとは、どんなサービスですか?

依頼したい人と、撮るカメラマンをつなぐサービスです。運営は株式会社ウェルビーイングス。

依頼者が払う金額は、税込10,780円からと案内されています。七五三、マタニティフォト、ニューボーンフォトなどが対象です。

カメラマンの登録は無料です。

特徴は「コンシェルジュ」がいることです。 依頼者が「どのカメラマンを選べばいいか分からない」というとき、運営が相談に乗って提案します。

ここが、報酬の話につながります。

報酬の決まり方は、何種類ありますか?

2つです。 公式が表で説明しています(「&PRO」サービスのご案内)。

通常のマッチング「&PRO」サービス
依頼主撮影を希望する個人または法人ふぉとるを運営する株式会社ウェルビーイングス
報酬金額プランごとに固定の手数料プラン料金の50%
依頼者との連絡ふぉとる内チャットSlack
依頼者のスタンス相談ベースが中心で成約の可能性が不透明確定ベースが中心のため成約の可能性がとても高い
相談時の決済状況決済前決済済み

「&PRO」は、コンシェルジュ経由で来る依頼です。

そしてこのとき、依頼主はお客さまではなく、ふぉとるの運営会社になります。 会社が依頼を受けて、カメラマンに再発注する形です。

報酬は、プラン料金の50%。

なぜ、報酬が違うのですか?

公式が理由を書いています。

Q 報酬が通常のマッチングと異なるのはなぜですか?
A ふぉとる「&PRO」サービスでは、フォトグラファー会員に代わって依頼者への営業活動を行います。営業活動費を含めた手数料となるため、通常のマッチングと報酬金額が異なります。

営業を代わりにやってもらう対価、という説明です。

実際、負担するコストの内訳も表に出ています。通常のマッチングは「マーケティング費用・サービス運営費用・決済手数料」の3つ。「&PRO」はそこに営業費用が足されています。

隠されているわけではありません。 ただ、探しに行かないと見えないところにあります。

どちらが得ですか?

案件の中身が違うので、単純に比べられません。

「&PRO」の側にある利点を、表からそのまま拾います。

  • 依頼者はすでに決済を済ませている
  • 確定ベースが中心のため、成約の可能性がとても高い
  • 条件のすり合わせだけなので、依頼成立までが早い

通常のマッチングは、相談ベースが中心で成約が不透明と書かれています。見積もりを出しても、選ばれなければ0円です。

「半分になる」のではなく、「決まっている仕事を、半分の報酬で受ける」と読むほうが正確です。

10件見積もって1件決まるなら、確定案件の50%のほうが手取りは多くなります。逆に、指名で選ばれる人にとっては通常のほうが有利です。

自分がどちらの状態にいるかで、答えが変わります。

認定フォトグラファーになると、どうなりますか?

報酬が5%上がります。 ただし条件があります(ふぉとる認定フォトグラファー)。

依頼完了時にフォトグラファーへ支払われる報酬金額が5%アップします。
コンシェルジュからの提案依頼は除く

「&PRO」には効きません。 上がるのは通常のマッチングだけです。

ほかの5つのメリットも公開されています。

  • 認定バッジがプロフィールに付く
  • 認定者を紹介する特集ページに掲載される
  • ユーザーが検索したときに優先的に表示される
  • コンシェルジュから人気案件を優先的に紹介してもらえる
  • 認定者だけが使える専用機能(順次公開予定)

認定される条件は?

数値の基準は非公開です。 項目だけが公開されています。

1. 対応案件数
2. 口コミ評価が高い
3. プロフィール充実
4. ポートフォリオが充実
5. レスポンスが良い

そして流れはこうです。

月に1度の査定により、条件を満たしたフォトグラファー様へふぉとる運営局からご連絡させていただき認定テストに合格後、正式に認定されます。

自分から申請するものではありません。 基準を満たすと運営から連絡が来て、テストを受けます。

5つのうち3つは、撮る前にできます。 プロフィール、ポートフォリオ、返信の速さ。作例のそろえ方はカメラマンのポートフォリオは何枚必要?にまとめました。

他のサービスと比べると、どうですか?

条件の形がそろっていないので、順位ではなく位置として見てください。

手数料・報酬の決まり方
ふぉとる(通常)プランごとに固定の手数料(額は公開されていない
ふぉとる(&PRO)プラン料金の50%が報酬
fotowa報酬が固定。土日祝は依頼者29,700円に対し報酬17,550円(約59%)
ミツモア成約手数料31.8%(税込35%)。価格は自分で決める
くらしのマーケット成約手数料20%(最低2,000円)
えんフォト1件15,000円(税別)〜(業務委託)
フォトクリエイト1件10,000〜30,000円+交通費支給

「&PRO」の50%は、fotowaの約59%より低い水準です。

ただしfotowaは登録に有償の撮影経験と作例20枚が要ります。ふぉとるはそこが公開されていません。入口の広さが違います。

登録先ごとの違いはカメラマンの登録サイトはどれ?で比べました。

どんな人に向いていますか?

まだ指名がない人です。

「&PRO」は、営業を代行してもらう代わりに半分を渡す形です。自分で選ばれる力がまだない段階では、確定案件が回ってくること自体に価値があります。

向いていないのは、すでに指名で埋まっている人です。その場合、通常のマッチングか、直接の依頼のほうが手元に残ります。

同じ1日の撮影でも、誰から受け取るかで金額が変わります。 式場の下請けで1〜3万円、直接依頼で11万円という実例はブライダルカメラマンはきつい?にまとめました。

現実的なのは、両方を並行することです。回数を確定案件で積みながら、指名される導線を別に作る。

その作り方は、無料のオンライン講座の第3部で、収益の試算と一緒に説明しています。

この記事のまとめ

  • ふぉとるは出張撮影のマッチングサービス。カメラマンの登録は無料
  • 報酬の決まり方が2つある。 通常のマッチングと「&PRO」
  • 「&PRO」はコンシェルジュ経由の依頼。依頼主はふぉとるの運営会社になる
  • 「&PRO」の報酬はプラン料金の50%
  • 理由も公式に書かれている。カメラマンに代わって営業活動を行うため
  • ただし「&PRO」は決済済み・確定ベースで、成約の可能性がとても高い
  • 見積もりが通らない段階なら、確定案件の50%のほうが手取りは多くなる
  • 認定フォトグラファーになると報酬が5%アップ。ただし「&PRO」には効かない
  • 認定の基準は5項目。数値は非公開。月1回の査定と認定テストがある
  • 通常のマッチングの手数料は、額が公開されていない
  • 「&PRO」の50%は、fotowaの約59%より低い。ただし入口はふぉとるのほうが広い

数字を見るときは、手数料を引いたあとの額を、実働時間で割ってください。

指名される側に回る設計は、無料のオンライン講座で順に説明しています。

※この記事の金額はいずれも各社が公開している情報であり、同様の報酬を保証するものではありません。

執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)

柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。

監修:小椋 翔フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)

一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。

この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。

週4回、写真を仕事にする話をお届けしています

月・水・金・日の18時30分。撮り方の手順、料金の決め方、依頼の受け方。1通5分で読み終わる分量です。購読は無料で、解除はいつでもできます。

公式メールマガジンを購読する(無料)

このサイトの監修者の本

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版)

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版/2026年2月)
このサイトで扱っている「需要を先に見つける」という考え方は、この本がもとになっています。