「独立する」と聞くと、最初から技術と実績がある人の話に思えます。ここで紹介する実例は、そうではありません。
工場で三交代勤務をしていた人が、カメラを触ったことすらない状態から、25歳で独立するまでの経緯です。SNS・動画で自身の経歴を公開している実例をもとにまとめました。
写真を撮るという発想自体がないまま、地元の工場で働き始めたところからでした。学生時代の話です。
朝・昼・夜の三交代勤務が続き、生活リズムが崩れ、体調とメンタルが悪化していったそうです。
(出典:TakaFilms「フリーランスカメラマンになるまでの話。“なんとなく”が積み重なって、今ここにいます。」)
転機は、YouTubeで見たCinematic Vlog(映画のような編集の旅行動画)でした。「カメラで人の心を動かせる」ということを実感したと振り返っています。工場の三交代勤務という、写真とはまったく無関係な状況から、動画1本がきっかけになっています。
いきなり独立したのではなく、先にウェディング撮影会社に転職しています。そこで技術を身につけました。
会社員としてエンドロール撮影(結婚式で流すダイジェスト動画)などの現場を経験し、そこで技術を身につけました。カメラの技術を独学で固めてから転職したのではなく、技術が身につく現場に先に身を置いたという順番です。
25歳で独立し、最初の案件は京都での前撮り撮影でした。報酬は「会社員時代の半月分くらい」です。
本人はこの1件の報酬を「会社員時代の半月分くらい」と振り返っています。1回の撮影が、会社員としての給料の半月分になったということです。
独立を相談したのは、当時の彼女(現在の妻)だけだったといいます。大きく周囲に宣言してからではなく、ごく限られた人にだけ話してから動いたという始め方です。
その後、動画だけでなく写真にも幅を広げ、両方を手がけるカメラマンになりました。いまは依頼が途切れることなく続いているそうです。
何歳から、どんな仕事からでも始められる?転身した人たちの実例
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依頼が途切れないというと順調に聞こえますが、本人が力を入れているのは依頼の受け方と価格の決め方を整えることだといいます。
技術だけでなく、依頼が来てから納品するまでの流れと、金額の付け方を固めることに時間を使っている、という実例です。独立後の課題は、撮る技術ではなく仕組みのほうに移ります。
未経験からいきなり独立してもいいのですか?
この実例では、いきなり独立せず、先に会社員として現場を経験しています。技術が身につく環境に先に入ってから独立する、という順番も選択肢の一つです。
独立の相談は、誰にすればいいですか?
この実例では、当時の恋人(現在の妻)にだけ相談しています。大人数に宣言する必要はなく、身近な1人に話すところから始めても問題ありません。
独立後、最初にやるべきことは何ですか?
この実例が力を入れているのは、依頼の受け方と価格の決め方です。撮る技術と同じくらい、依頼を受けてから納品するまでの仕組みづくりが重要になります。
公開されている記事の内容は2026年9月に確認したものです。
## この記事のまとめ
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執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)
柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。
監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)
一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。
この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。
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