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ニューボーンフォトを資格なしで撮ってもいいのか?法律と安全の線

白いおくるみに包まれた新生児に、大人の手がそっと添えられているクローズアップ

資格がなくても、撮影料を受け取れます。 ニューボーンフォトに国家資格はなく、資格がないと撮影できないという制度もありません。

ただし「撮れる」と「撮っていい」は別です。ニューボーンフォトを撮るのは生後2〜3週間で、その時期の赤ちゃんは首がすわっていません。資格が守ってくれないぶん、どこまでやるかを自分で決めることになります。

この記事では、法律の側で確認できることと、資格の代わりに何で安全を守るのかを整理します。

資格なしで撮影料を受け取ってもいいのか?

受け取れます。 写真撮影を仕事にすることに、国家資格は要りません。

項目状態
ニューボーンフォトの国家資格ない
各協会・スクールの認定ある(民間の認定)
認定がないと撮影できないという制度ない
認定がないと撮影料を受け取れないという制度ない

民間の認定は、その団体が「この内容を学んだ」と証明するものです。医師や弁護士のように、その資格を持つ人だけが仕事をしてよいという決まりはありません。だから認定を持っていない人の撮影が違法になることはありません。

資格の種類と数についてはニューボーンフォトに国家資格はない|依頼するママが見ている3つで整理しています。

では、何に気をつければいいのか?

資格制度ではなく、撮影中に何をするかです。

ニューボーンフォトは、他の撮影と違う点が1つあります。赤ちゃんの体に手を入れて、ポーズを作ることです。おくるみを巻き、手足の位置を変え、角度をつけます。

ここが、資格の有無とは関係なく線を引く場所になります。

なお、赤ちゃんの体をもむ・さする行為(ベビーマッサージなど)が別の法律に関わるかどうかは、この記事では確認できていません。 撮影に加えてそうした施術を行う場合は、所管の窓口で確認してください。

資格の代わりに、何が安全を守るのか?

3つです。 どれも認定証ではなく、撮影中の判断です。

1 撮らないポーズを決めておく

SNSで見るポーズの一部は、1枚で撮っているのではありません。現役のニューボーンフォトグラファーが、こう書いています。

見様見真似では撮れませんしカラクリがいろいろあるため知らないと撮影は危険です。

(Yahoo!知恵袋 q10237500285 のベストアンサー。2026年10月25日に確認)

代表的なのは頬杖のポーズです。赤ちゃんが自分の手で頭を支えているように見えますが、支えているのは大人の手で、2枚を合成しています。

合成の手順を知らないまま同じ構図を狙うと、赤ちゃんの首に体重がかかります。 撮らないポーズを先に決めておけば、その場で迷いません。

安全の中身はニューボーンフォトは危険?公的なデータを探した結果で確認できます。

2 人を増やす

1人で撮らない、ということです。

撮影中はカメラを構えているので、両手がふさがります。赤ちゃんから手を離す瞬間が、1人だと必ず出ます。

誰が入るか役割
母親または父親赤ちゃんのそばに手を置いておく
アシスタント同じ
助産師・看護師(いれば)体勢の判断

親に入ってもらうのは、安全のためだけではありません。親の手が写った写真は、依頼した人が残したい1枚になることが多いです。

3 中止する線を先に伝える

撮影に入る前に、親へ伝えておくことです。

撮影前に伝えておく3つです。

  1. 泣き止まないときは、そこで終わりにします
  2. 体温が下がってきたら、着せて温めます
  3. 予定の枚数より少なくなることがあります

先に言っておかないと、撮影中に止めにくくなります。 「お金を払ってもらっているから」と思うと、続けてしまいます。

生後2〜3週間の赤ちゃんは、授乳と睡眠の間隔が短く、予定どおりに進みません。途中で終わる可能性を先に共有しておくと、止める判断がしやすくなります。

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資格がないと、依頼は来ないのか?

認定の有無で選んでいる人は、多くありません。 依頼する側が見ているのは別のところです。

ニューボーンフォトを頼もうとした人の投稿です。

最近インスタでニューボーン専門で撮影するママカメラマンの方をよく見ます。モニター価格で3000円という安さに惹かれて撮影を考えたのですが

ママさんカメラマンは個人カメラマンの方が主催するワークショップなどを受けてから、お仕事としてニューボーン撮影をしているみたいなのですが、短期間でノウハウを取得できるものなんでしょうか?

(Yahoo!知恵袋 q11257318446。2026年10月25日に確認)

この人が気にしているのは、認定の名前ではありません。 「短期間で身につくのか」という中身のほうです。

だから、資格の代わりに示すものは3つになります。

示すもの書き方
何組撮ったか「新生児の撮影は◯組」(年数ではない)
安全をどう扱うか「合成が要るポーズは受けていません」と明記する
撮影の進め方「泣き止まないときは中止します」を事前に伝える

3つ目を書いているページは少ないので、ここが差になります。止める基準を書いてあるほうが、親は安心します。

資格を取る意味は、どこにあるのか?

安全を教わる部分です。 ここは独学で代わりがききません。

学ぶ内容独学で代わりがきくか
ポージング(巻き方・置き方)作例を見て真似できる
ライティング(自然光の使い方)できる
安全(首・関節の扱い、合成の手順)手で覚える部分が大きい
集客・価格設定できる

認定の名前が依頼を増やすのではなく、安全の実技が撮影の幅を広げます。 だから「資格を取るか」ではなく「安全の実技がどこに入っているか」で講座を見ます。

講座への聞き方はニューボーンフォトの講座を申し込む前に、自分で確かめられることにまとめています。費用を件数に直す計算はニューボーンフォトの資格費用はいくら?何件撮れば戻るかで考えるです。

よくある質問

資格なしで「ニューボーンフォトグラファー」と名乗れますか?
名乗れます。名称の独占もありません。ただし「認定」「◯級」のように、取っていない認定を持っているように書くことはできません。

保険には入れますか?
入れます。撮影業向けの賠償責任保険は、資格の有無を条件にしていないものがあります。新生児の撮影を対象に含むかは商品ごとに違うので、申し込む前に確認してください。

自分の子だけを撮るなら、何も要りませんか?
撮影料を受け取らないなら、仕事ではありません。ただし首の扱いは同じです。合成が要るポーズを真似しないところは変わりません。

資格なしだと、断られることはありますか?
あります。産院やスタジオの中で撮る場合、施設の側が条件を決めていることがあります。自宅への出張なら、依頼する人と自分の間で決まります。

モニター価格で撮るときも、同じ線でいいですか?
同じです。金額が安いことと、安全の線は別です。モニターで受けるときは、宣伝に使うことを先に伝えてください(Yahoo!知恵袋 q11257318446 の回答より)。

まとめ

  • ニューボーンフォトに国家資格はなく、資格なしで撮影料を受け取れる
  • 民間の認定は「この内容を学んだ」という証明。業務の独占ではない
  • ベビーマッサージなどの施術が別の法律に関わるかは、この記事では未確認
  • 資格の代わりに安全を守るのは3つ
  • 撮らないポーズを決めておく(頬杖は合成。知らないまま狙うと首に体重がかかる)
  • 人を増やす(カメラを構えると両手がふさがる。親の手が入った写真は残る1枚になる)
  • 中止する線を先に伝える(泣き止まない・体温が下がる・枚数が減る)
  • 依頼する側が見ているのは認定の名前ではなく、何組撮ったか・安全をどう扱うか・進め方
  • 止める基準を書いているページは少ないので、そこが差になる
  • 資格を取る意味は安全の実技。ポージングとライティングは独学で代わりがきく

資格は、安全を学ぶ入口のひとつです。入口を通らずに始めるなら、線は自分で引いて、先に書いておくことになります。

関連記事:ニューボーンフォトに国家資格はない|依頼するママが見ている3つ/ニューボーンフォトは危険?公的なデータを探した結果/カメラマンになる

※引用した質問と回答は、Yahoo!知恵袋の公開ページから2026年10月25日に確認したものです。投稿者個人の経験であり、すべての人に当てはまるものではありません。

※法令の解釈は個別の事情で変わります。判断がつかないときは、所管の窓口または専門家に確認してください。

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執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)

柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。

監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)

一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。

この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。

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このサイトの監修者の本

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版)

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版/2026年2月)
このサイトで扱っている「需要を先に見つける」という考え方は、この本がもとになっています。