フォトウェディングで「ロケーション撮影をしたい」と言われたとき、場所から決めると、あとで揉めます。
新郎新婦が挙げる場所の中には、仕事として撮れない場所があります。新宿御苑と明治神宮がそうです。
フォトウェディングで使える東京とその周辺の10か所を、申請が通るかどうかで並べました。すべて公式の記載で確かめています。
希望を聞いてから調べると、断ることになるからです。 撮れない場所を先に外しておきます。
新郎新婦が場所を決めて、衣装と日程を押さえてから「そこでは撮れません」と伝えると、全部やり直しになります。
先に外しておけば、提案の段階で済みます。
国営昭和記念公園と、都立公園です。 園内で金銭のやりとりがなければ申請が要りません。
支払いを現地でしないことが条件です。 事前の振込にしておけば、園内での金銭授受になりません。
庭園です。 料金は都立の庭園が1時間100円から、区立が1時間1,997円からです。
| 場所 | 料金 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 都立の文化財庭園(浜離宮・旧古河庭園など) | 1時間100円(30㎡以下) | 浜離宮は2026年の申請受付休止が188日。旧芝離宮は7〜9月が原則不可 |
| 区立庭園(目白・平成庭園など) | 1時間1,997円 | 豊島区立・江東区立は土日祝が撮影禁止 |
| 隅田公園(墨田区立) | 1時間1,997円 | 平日のみ。2週間前まで。1日最大3時間 |
| 葛西臨海公園(都立) | 1時間100円〜 | 3日前まで。大観覧車が背景に入るだけでも別の許可 |
安い場所ほど、申請できる日が限られます。 浜離宮は年の半分しか受け付けていません。
肥後細川庭園だけ、区の窓口では受け付けません。 松聲閣(03-3941-2010)に直接かけます。
新宿御苑と明治神宮です。 どちらも、対価を受け取る記念撮影を公式に断っています。
| 場所 | 公式の記載 |
|---|---|
| 新宿御苑 | 「プロカメラマンに対価を支払って個人的な記念写真を撮影する行為」は不可 |
| 明治神宮 | 「プロカメラマンに依頼しての記念撮影はお控えください」 |
| 東京スカイツリー | ロケーションサービスは1時間40,000円。個人からの申し込みは受け付けていない |
この3か所は、申請して通る通らないの話ではありません。 窓口が法人向けか、断りの文が出ているかのどちらかです。
新宿御苑と明治神宮は、新郎新婦がよく挙げる場所です。 先に外しておくと、あとで困りません。
区立の庭園と、江ノ電です。 依頼がいちばん集まる土日と祝日が、そのまま使えません。
土日に鎌倉で、と言われたら、江ノ電の中と施設は使えません。
申請なしで撮れる2か所、申請すれば撮れる5か所、仕事では撮れない3か所に分かれます。
| 場所 | 土日 | 料金 | |
|---|---|---|---|
| ◎ | 国営昭和記念公園 | ○ | 無料(園内で金銭授受がなければ) |
| ◎ | 代々木公園 | ○ 1日5件まで | 条件次第で無料 |
| ○ | 都立の文化財庭園 | ○ | 1時間100円〜。受付休止188日 |
| ○ | 葛西臨海公園 | ○ | 1時間100円〜。3日前まで |
| ○ | 区立庭園(目白・平成) | ✕(豊島・江東) | 1時間1,997円 |
| ○ | 隅田公園(墨田区立) | ✕ | 1時間1,997円。2週間前まで |
| ○ | 江ノ電(鎌倉) | ✕ | 申請制。三脚・レフ板 不可 |
| △ | 東京都庭園美術館 | ○ | 仕事は申請(ロケ用の様式) |
| ✕ | 新宿御苑 | — | 対価を受け取る撮影は不可 |
| ✕ | 明治神宮 | — | プロに頼む記念撮影はお控えください |
土日に撮りたいなら、昭和記念公園と代々木公園が軸になります。
撮影日が土日かどうかです。 土日なら、ここに挙げた10か所のうち半分が外れます。
新郎新婦に場所を聞く前に、この5つを用意しておきます。 希望を聞いてから調べると、あとで断ることになります。
公園全体の条件は公園の撮影許可がいらないのはどこまでかに、神社は神社の撮影許可は必要?にまとめました。
値段の決め方と、断られたときの場所の出し方は、公式メールマガジンでも扱っています。
条件と料金は改定されます。依頼を受ける前に、必ず各施設の最新の案内をご自身で確認してください。
各施設の記載は2026年8月から10月20日にかけて確認したものです。
この記事は、撮れる場所を選ぶためのものです。 許可が要るか要らないかの判定のしかたは、管理者ごとに違います。そちらは前撮りの撮影許可は、どこで要るのかに、国営・都立・区立・市立・神社で何を見て判定しているかを並べました。
撮り方・仕事のありか・値段の決め方は、公式メールマガジンで曜日ごとに分けて隔日でお届けしています。登録はメールアドレスだけです。
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執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)
柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。
監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)
一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。
この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。
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