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横浜の撮影スポットは、いくらで撮れるのか?

公共施設の受付カウンター

横浜の撮影スポットを集めた記事は、山下公園、三溪園、赤レンガ倉庫を必ず挙げています。

ただ、仕事として撮るといくらかかるかを書いた記事が見当たりません。横浜市と各施設の公式の記載で確かめました。

結論から書くと、横浜市の公園は写真撮影15,000円です。 東京の都立庭園は1時間100円でした。

横浜で仕事として撮ると、いくらかかりますか?

商業撮影は写真15,000円、動画30,000円です。 それ以外の撮影は、写真も動画も3,900円です。

商業撮影とは、業として行う広告写真または映画の撮影その他これらに類する行為のことです。
横浜市公園条例に基づく許可が要ります。

横浜市の料金は、撮影の種類で2つに分かれます。

区分写真動画
商業撮影(業として行う撮影)15,000円30,000円
上記以外の撮影3,900円3,900円

(出典:横浜市都心部公園担当所管公園の撮影手続きについて(横浜市)、2026年10月21日に確認したものです)

同じ料金表が、中土木事務所の管理する公園にも出ています。 窓口が違っても金額は同じです。

なぜ、七五三の撮影でも商業撮影になるのですか?

横浜市が、お金のやりとりがあれば商業撮影として扱うと書いているからです。 依頼者が私用で撮る場合も同じです。

私用目的であっても、撮影者及び被写体の双方もしくはいずれかに金銭等の授受が生じている場合は、商業撮影として扱います

横浜市は、許可が必要な撮影の例として次のものを挙げています。

テレビCM、ドラマ、映画、web広告、フリーペーパー、雑誌、婚礼撮影、成人式、七五三など

婚礼撮影・成人式・七五三が、テレビCMと同じ欄に並んでいます。 出張撮影の依頼は、ほぼこの3つです。

「依頼者の記念写真だから私用です」という説明は通りません。 撮影料を受け取った時点で商業撮影になります。

東京と、どれくらい違いますか?

桁が3つ違います。 東京の都立庭園は1時間100円で、横浜市の公園は15,000円です。

場所仕事として撮るときの費用
国営昭和記念公園園内で金銭の授受がなければ申請不要
代々木公園(都立)場所を独占しなければ不要
都立の文化財庭園(浜離宮など)1時間100円(30㎡以下)
区立庭園(目白・平成など)1時間1,997円
横浜市の公園(山下公園など)15,000円(商業撮影・写真)

昭和記念公園とは、考え方そのものが逆です。 昭和記念公園は園内で金銭の授受がなければ申請が要りませんが、横浜市は金銭の授受があるから商業撮影になります。

事前の振込にしても、横浜では変わりません。 横浜市の文は「園内で」ではなく「双方もしくはいずれかに」です。

窓口はどこですか?

4つに分かれます。 公園が2つあり、三溪園と港湾緑地の赤レンガ倉庫はそれぞれ別の窓口です。

窓口対象
都心部公園担当(環境創造局)山下公園・港の見える丘公園・横浜公園・元町公園・山手イタリア山庭園・大通公園・グランモール公園・高島水際線公園・根岸森林公園・本牧市民公園・アメリカ山公園など
中土木事務所上記以外の、中区の公園
三溪園(公益財団法人)三溪園
横浜赤レンガ倉庫共同事業体港湾緑地(新港サークルウォークを含む)

山手西洋館7館も、都心部公園担当の窓口です。 山手111番館、エリスマン邸、ベーリック・ホール、ブラフ18番館、横浜市イギリス館、山手234番館、外交官の家の7つです。

📍 地図で見る 山下公園 / 三溪園 / 横浜赤レンガ倉庫

土日に撮れますか?

中土木事務所の公園は撮れません。 撮影できるのは平日の午前9時から午後5時までです。

中土木事務所の公園には、ほかにも条件があります。

  • 平日の午前9時から午後5時まで
  • 申請は撮影をする日の8日前まで
  • 車両(車、バイク、自転車)の撮影は不可
  • 機材を運ぶために公園に車を乗り入れることも禁止
  • 原則として、セット及びレールの敷設はできない
  • 長時間場所や施設を占用する撮影や、大きな音の出る撮影は不可
  • ドローン(トイドローンを含む)を使用した撮影は不可

江ノ電も土曜休日が不可でした。 鎌倉と横浜で、依頼が集まる土日が外れます。

車の撮影が名指しで不可になっている点が、ほかと違います。 車の撮影スポットを探すときは、中区の公園を外します。

申請の受付時間は平日の8時45分から12時、13時から16時までです。 土日祝日と閉庁時間は受け付けていません。

三溪園で撮れますか?

登録した事業者だけです。 三溪園は、商用の撮影を事前登録した事業者に限っています。

商用利用を目的とした撮影の場合は、予め登録いただいた事業者様のみ、有料にてご利用可能です。

園内で撮影した写真を商用利用する場合につきましても、別途申請が必要になります。

(出典:ご利用案内(横浜 三溪園)、2026年10月21日に確認)

三脚にも条件があります。

内苑および旧矢箆原家住宅内では、三脚・一脚および自撮り棒などのご使用はご遠慮いただき、安全のため折りたたんで持ち運んでください。

三脚だけでなく、一脚と自撮り棒も入っています。 江ノ電はレフ板まで名指ししていました。

三溪園は、紹介記事でいちばん先に出てくる場所です。 それでも、登録していなければ仕事として撮れません。

赤レンガ倉庫は、いくらですか?

港湾緑地での静止画は1日30,000円です。 動画は1時間ごとに30,000円です。

申請の流れは、電話で問い合わせたあとに企画書を送る形です。

  • 静止画(写真・スチール)は1日につき30,000円
  • 動画(映画・テレビドラマ・ビデオ)は1時間ごとに30,000円
  • 撮影予定日の1週間前までに、行為許可申請書・シナリオ・絵コンテ・平面図等を提出
  • 横浜市で審査がある
  • 使用時間には、準備・設営・リハーサル・撤去等の時間も含まれる

(出典:港湾緑地での撮影について(横浜赤レンガ倉庫)、2026年10月21日に確認)

シナリオと絵コンテを出す窓口です。 映画やテレビドラマのロケを想定した書式で、家族写真の出張撮影で使う形ではありません。

東京都庭園美術館も同じ形でした。ロケ隊の人数と車両の台数を書く様式です。

横浜の主な場所を、ひと目で比べると?

公園は申請して15,000円、三溪園は登録事業者のみ、赤レンガは1日30,000円に分かれます。

場所土日仕事として撮るとき
山下公園○15,000円(商業撮影・写真)
港の見える丘公園○15,000円
山手西洋館7館○15,000円
横浜公園・元町公園○15,000円
根岸森林公園○15,000円
中区のその他の公園✕15,000円。平日9〜17時。8日前まで
三溪園○登録した事業者のみ。内苑は三脚・一脚・自撮り棒 不可
港湾緑地(赤レンガ倉庫)○1日30,000円。1週間前まで。シナリオ・絵コンテ

土日に横浜で、と言われたら、都心部公園担当の公園から選びます。

依頼が来たら、何から確かめますか?

撮影料を受け取るかどうかです。 受け取るなら、横浜市では写真15,000円の商業撮影になります。

  1. 撮影料を受け取るか(受け取れば商業撮影。写真15,000円)
  2. 場所がどの窓口か(都心部公園担当/中土木事務所/三溪園/赤レンガ倉庫)
  3. 土日か平日か(中区のその他の公園は平日9〜17時のみ)
  4. 申請の期日(中土木事務所は8日前、港湾緑地は1週間前)
  5. 見積もりに申請料を入れたか(15,000円は撮影料とは別に出ていきます)

5つめを落とすと、申請料がそのまま赤字になります。 東京の感覚で見積もると、15,000円の差が出ます。

東京の条件は公園の撮影許可がいらないのはどこまでかに、ウェディングの場所はフォトウェディングのロケーション10選にまとめました。

値段の決め方と、申請料を見積もりに入れる伝え方は、公式メールマガジンでも扱っています。

条件と料金は改定されます。依頼を受ける前に、必ず横浜市と各施設の最新の案内をご自身で確認してください。

この記事のまとめ

  • 横浜市の公園は、商業撮影が写真15,000円・動画30,000円。それ以外は3,900円
  • 「私用目的であっても、金銭等の授受が生じている場合は商業撮影として扱います」
  • 許可が必要な例に、婚礼撮影・成人式・七五三がテレビCMと並んでいる
  • 東京の都立庭園は1時間100円。昭和記念公園は園内で金銭の授受がなければ申請不要
  • 窓口は4つ。都心部公園担当/中土木事務所/三溪園/赤レンガ倉庫
  • 山手西洋館7館は都心部公園担当の窓口
  • 中土木事務所の公園は平日9〜17時のみ。8日前まで。車両の撮影も不可
  • 三溪園は登録した事業者のみ。内苑は三脚・一脚・自撮り棒が使えない
  • 港湾緑地(赤レンガ倉庫)は静止画1日30,000円。シナリオと絵コンテを出す
  • 見積もりを出すとき、申請料を撮影料と分けて入れる

横浜市と各施設の記載は2026年10月21日に確認したものです。

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執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)

柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。

監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)

一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。

この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。

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このサイトの監修者の本

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版)

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版/2026年2月)
このサイトで扱っている「需要を先に見つける」という考え方は、この本がもとになっています。