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ペットカメラマンで稼ぐ|需要は赤ちゃんの10倍という話

笑顔のクローズアップ(手で顔を囲む)

七五三やウェディングと並んで、ペット写真という選択肢があります。

フォト学の授業では、こう説明されています。

兄弟フォトグラファーとかペット専門フォトグラファーとかね。そういうアカウント作ったらバズりやすいので、ペットのこと投稿したりすると、今ペットもかなり需要高いのでニューボーンって今日本で64万人しか赤ちゃん産まれないですけど、ペットは確かに10倍ぐらい

赤ちゃんは年間64万人。ペットはその10倍という比較です。

この数字は、何と比べていますか?

新生児の撮影(ニューボーンフォト)と比べています。すでに独立した市場になっている分野です。

ニューボーンフォトは、生後まもない赤ちゃんを撮る専門分野として、すでに独立した市場になっています。その市場と同じくらいの規模が、ペットにもある、という話です。

新生児の撮影で仕事を作る方法はニューボーンフォトの安全性にまとめました。同じ考え方が、ペットにも当てはまります。

「専門にする」とは、具体的に何をすることですか?

アカウントを分けることです。ペットと家族写真を1つのアカウントで出すと、誰に届けたいかが伝わりません。

授業では、こう続けています。

でもそれだとペット撮影専門店だったら分かるけどもそれで家族撮影撮りたいですって言うともうAIが困惑。なんで犬のアイコンこんなに誰に届けたいの?ってなってしまうっていうところです

七五三とウェディングを同じアカウントで発信しない、というのと同じ理屈です。「誰に届けたいか」が1つに絞られていないと、見た人が迷います。

ペットカメラマンの実際の料金は、いくらくらいですか?

幅がとても広いです。出張撮影の相場は半日5万円前後ですが、副業なら1時間1万円以下もあります。

一般的な出張撮影の相場は、半日(3〜4時間)で5万円前後、1日で7万〜15万円が目安です(カメラマンMART、2026年時点)。

一方、マッチングサービス経由の副業カメラマンは、1時間1万円以下から受けられるケースもあります(ミツモア ペット写真の出張撮影)。

同じペット写真でも、受け方によって桁が変わります。この差は、ラブグラフのカメラマン報酬で見た「誰から受けるか」の話と同じです。

ペットカメラマンとして専門にする場合の始め方は、無料のオンライン講座の第2部でも扱っています。

ペットカメラマンの撮影は、人物と何が違いますか?

指示が通りません。「もう少し右を向いて」が使えないので、待つ技術と飼い主の協力が要ります。

人物撮影なら「もう少し右を向いてください」で済みます。犬や猫には、それができません。待つ、タイミングを合わせる、飼い主に協力してもらう、という別の技術が要ります。

一方で、表情を作らせる必要がないという利点もあります。自然な瞬間を待つ撮影は、子どもの写真の撮り方で紹介した考え方と近いところがあります。

依頼が生まれるのは、どんな瞬間ですか?

「元気なうちに残しておきたい」という瞬間です。高齢の犬を撮った卒業生の実例があります。

高齢の犬を撮影した方の話です。

サイドカーに愛犬を乗せて写真を撮ってほしいという依頼があって。高齢のワンちゃんなので元気なうちに撮っておきたいと。撮った数ヶ月後には体調が悪くなって、その後、亡くなっちゃったんですけど、「本当に元気なうちに残せて良かった」というのを、会うたびに言ってくださる

「元気なうちに」という動機は、人物の記念撮影と同じです。七五三やお宮参りが「今しかない」瞬間を撮るのと、同じ理由で依頼が生まれています。

詳しい話はシングルマザーがカメラだけで子ども2人を育てるまでに書きました。

この記事のまとめ

  • ペットの需要は、新生児(ニューボーン)市場のおよそ10倍という比較が授業で語られている
  • 専門にするなら、アカウントを分ける。家族写真と混ぜると「誰に届けたいか」が伝わらない
  • 料金は1時間1万円未満から、1日15万円までと幅が広い。受け方(マッチングサイト経由か直接依頼か)で変わる
  • 技術面では、指示が通らない代わりに、表情を作らせる必要がない
  • 依頼が生まれる動機は「元気なうちに残しておきたい」。人物の記念撮影と同じ

ペット専門で始める場合の最初の一歩は、無料のオンライン講座の第2部で、他の分野と同じ手順で説明しています。

出典:カメラマンMART、ミツモア ペット写真の出張撮影(いずれも2026年9月時点。料金は変わることがあります)

執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)

柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。

監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)

一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。

この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。

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このサイトの監修者の本

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版)

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版/2026年2月)
このサイトで扱っている「需要を先に見つける」という考え方は、この本がもとになっています。