カメラの仕事だけで、2人の子どもを育てている方がいます。
今は2人の子供がいるシングルマザーなんですけど、本当にカメラだけでお仕事をさせてもらって、2人の子供を育てながら生活できるようになりました
いま受けている仕事は、家族写真だけではありません。
メインが企業さんだったりするので、プロモーションだったりとか、ブランディングみたいな撮影をさせてもらえるまでになりました
そして、集客の方法をこう話しています。
ご紹介だけでお仕事がつながっています
技術ではありませんでした。カメラマンと名乗る自信と、金額の上げ方の2つでつまずいています。
カメラマンって名乗るのに、すごい自信がなくて。何を基準にプロのカメラマンとして名乗っていいのかとか、あとは金額をどういうふうに上げたらいいのかとかが分からなくて
つまずいた場所は、はっきり2つです。
どちらも、撮り方の問題ではありません。
この2つは検索してもはっきりした答えが出てきません。撮影の技術は動画で学べますが、名乗り方と値付けは、誰も教えていないからです。
ありません。国家資格も、免許も、必要な届出もありません。名乗った日からカメラマンです。
名乗った日からカメラマンです。詳しくはカメラマンに資格はいる?にまとめました。
ただ、条件がないことが、かえって迷う原因になります。
線が引かれていないので、自分で引くしかありません。その基準がないまま、名乗れずに止まる。この方が話しているのは、その状態です。
実務のうえで、ひとつだけ広く使われている分かれ目があります。「有償で撮った経験があるか」です。
fotowaのフォトグラファー募集では、応募条件に有償での家族写真の撮影経験が挙げられています(fotowa フォトグラファー募集、2026年9月時点)。無償で撮った枚数は、ここに数えられません。条件は変わるので、応募の前にご自身で最新の要件を確認してください。
各社の条件はカメラマンの登録サイトはどれ?で比べています。
気持ちの問題ではなく、1件の有償の仕事で線を越えられます。
この方の年数は、公開されている範囲では分かりません。分かるのは、仕事が広がった順番です。
分かるのは、順番です。
名乗れなかった → カメラだけで生活 → 企業のプロモーション・ブランディング撮影
企業案件は単価が高い代わりに、実績と信用が要ります。最初から取れる仕事ではありません。
未経験からの入り口はカメラマンは未経験からなれる?に書きました。
家族写真から企業案件へどう広げていけるかは、業界レポートで詳しく紹介しています。
この方は「ご紹介だけでお仕事がつながっています」と言っています。紹介には、はっきりした利点があります。
見積もりサイトのミツモアは、成約時の手数料を31.8%(税込35%)と明記しています(ミツモア、2026年9月時点)。出張撮影サービスの多くも、依頼者が払う額とカメラマンの報酬に差があります。
各社の取り分はミツモアのカメラマンの手数料は31.8%と出張撮影の料金相場で比べています。
同じ1件でも、紹介で受ければ手取りが変わります。
ただし、紹介は最初から使えません。撮った人がいて、その人が誰かに話すところから始まります。最初の数件をどこで取るかは、別の問題です。
紹介が起きる条件は出張撮影で選ばれるのはどんな人?にまとめました。
件数でも単価でもなく、「自分のこともお客さんのことも同じように大事にできるようになった」ことでした。
自分のこともお客さんのことも同じように大事にできるようになった
「自分のことも」が入っています。
名乗れなかった頃は、お客さんを優先していたはずです。自信がないと、断れません。言われたことを全部引き受けて、自分の側が削れていきます。
同じことを、夫婦で出張撮影をしている方も話しています。「駆け出しの頃って、嬉しくて全部受けちゃう」と。
両方を同じだけ大事にできる状態が、続けられる状態です。
あります。体力の話でした。夏の暑さと冬の寒さ、そして持ち歩く機材の重さの3つです。
辛いのは、夏が暑いのと冬が寒いのと。外撮影がとにかく体力面で辛い
動画と写真両方の時とか、持ち物がめちゃくちゃ多くて、とにかく機材も重いし、暑いし寒い
出張撮影は、屋外で撮ることが多いです。七五三は10月から11月、お宮参りは通年。真夏の公園も、真冬の神社もあります。
これは慣れの問題ではなく、装備と段取りで減らすものです。屋外撮影の服装と持ち物はカメラマンの服装は?にまとめました。
この仕事のきつさを先に知っておきたい方は、カメラマンはやめとけと言われる理由も読んでください。
高齢の愛犬をサイドカーに乗せて撮った1件でした。依頼を受けた時点では、ただの1件です。
サイドカーに愛犬を乗せて写真を撮ってほしいという依頼があって。高齢のワンちゃんなので元気なうちに撮っておきたいと。撮った数ヶ月後には体調が悪くなって、その後、亡くなっちゃったんですけど、「本当に元気なうちに残せて良かった」というのを、会うたびに言ってくださる
依頼を受けた時点では、ただの1件です。
数ヶ月後に、その1件の意味が変わりました。撮った本人にも、あとから分かったことです。
企業のプロモーション撮影を受けている方が、いちばん先に話したのがこの仕事でした。
自分の場合はどこから始められるかは、無料の業界レポートで詳しく紹介しています。
※この記事は、ご本人へのインタビューをもとにしています。個人の事例であり、同様の成果を保証するものではありません。
ほかの卒業生の話は卒業生の話にまとめています。
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執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)
柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。
監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)
一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。
この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。
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