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カメラマンの服装は?出張撮影で外さない選び方

線路を歩く親子(緑・後ろ姿)

「カメラマン 服装」で調べると、話がまとまりません。

ベストの通販、カメラ男子のコーデ、友人の結婚式を頼まれた人向けの記事。 どれも別の話です。

この記事は、仕事として撮影を受ける人に向けて書きます。

先に基準を書きます。

場面優先すること
神社・寺失礼にならないこと(禁止事項がある)
屋外・公園動けること(座る・しゃがむ)
室内・スタジオ機材に引っかけないこと

なぜ、服装が仕事に影響するのですか?

理由は3つあります。

1. 入れてもらえないことがある(神社や施設に規定があります)
2. 撮れる角度が変わる(しゃがめない服だと、子どもの目線で撮れません)
3. お客さまが「プロを呼んだ」と感じるかどうか

3番目は、写真の出来と関係なく効きます。 ご家族は、あなたが来た瞬間から見ています。

神社では、どこまで求められますか?

明文化されています。

2023年10月5日、fotowa・OurPhoto・Lovegraphの3社が共同で「神社仏閣撮影ガイドライン」を制定しました(ピクスタ プレスリリース。監修:十日恵比須神社)。

撮影前に確認する項目のひとつが、服装・身だしなみです。

露出の多い服装、ジーンズやサンダルは避ける

ジーンズが名指しで挙がっています。

出張撮影で神社に行く機会は多く、七五三もお宮参りも境内です。普段はジーンズで撮っている人でも、神社の日は分けたほうが確実です。

誰が許可を取るのかは神社の撮影許可は誰が取る?に、禁止が増えている背景は神社の撮影禁止はなぜ増える?にまとめました。

室内やスタジオでは、何を選びますか?

名古屋で活動するカメラマンの宮田雄平さんが、選び方と理由を公開しています(Theカメラマン的お仕事撮影時の服装のチョイス)。

特に室内やスタジオ撮影の場合は、ピタッとしたサイズ感で、全身ほぼほぼ黒か濃い目のグレーの服を選んでいます

理由が、はっきり書かれています。

ピタッとしている服を選ぶのは、照明機材や三脚に服を引っかけて倒さないためのリスク管理!

具体的に、こう起きます。

自分で自分の裾を踏んで自爆/袖を商品に引っ掛けて落として破損

おしゃれの話ではなく、事故の話です。

ストロボを立てるなら、これはそのまま自分の問題になります。機材の扱いはストロボの使い方にまとめました。

子どもを撮る日は、何が変わりますか?

座る時間が長くなります。

6年ほどスクールフォトを続けた方が、現場の様子を書いています(今どきのスクールフォトグラファーの環境)。

園児の高さで撮影するんで座って撮影することが多く、カメラ振り回してると危ないので、そこも気を使います。

服装についても、こう書いています。

動きやすくだらしなく見えない服装

「動きやすい」と「だらしなく見えない」の両方です。 どちらか片方なら簡単ですが、両立させるところが難しい。

子どもの目線で撮る話は子ども写真の撮り方にまとめています。

具体的には、こうなります。

  • しゃがんだときに、後ろが出ない丈
  • 膝をついても平気な素材(濡れた芝生、砂)
  • 裾を引きずらない長さ

七五三の日は、境内の砂利に膝をつきます。 一度やってみると、その日に何を着るべきかがわかります。

色は、何を選べばいいですか?

現場によって変わります。

  • 室内・スタジオ ── 黒か濃いグレー(前出のとおり)
  • 神社・和装のご家族 ── 派手すぎない色。ご家族より目立たない
  • 公園・屋外の家族写真 ── 明るめでも問題ありません。むしろ子どもが警戒しにくい

ガラスや光沢のあるものを撮る日は、自分が映り込みます。 明るい色を避ける理由は、そこにもあります。

迷ったら、暗めの無地。 これで困る現場はほとんどありません。

靴と荷物は、どうしますか?

神社のガイドラインはサンダルを避けるよう挙げています。

そのうえで、実務的にはこうなります。

  • 音が出ない靴(祈祷中、拝殿の近くを歩きます)
  • 走れる靴(子どもは動きます)
  • 脱ぎやすい靴(上がる場所があります)

荷物についても、同じガイドラインに項目があります。

荷物はコンパクトに

境内は参拝者が通ります。 大きなバッグを地面に広げると、それだけで邪魔になります。

迷ったときの基準は?

その場にいる誰よりも、目立たないこと。

これで、ほとんど判断できます。

  • 神社なら、参拝するご家族より地味に
  • 結婚式に入るなら、ゲストの中で浮かない格好に
  • 公園なら、動ける格好で、清潔に

あなたは記録する側です。 写真に残るのはご家族で、あなたではありません。

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依頼を受けてから当日までの流れは、公式メールマガジンの第3部で説明しています。

この記事のまとめ

  • 神社の共同ガイドラインは「露出の多い服装、ジーンズやサンダルは避ける」と明記している
  • 室内・スタジオではピタッとしたサイズ感で黒か濃いグレー。理由は機材に引っかけないため
  • 子どもを撮る日は座る時間が長い。しゃがめる丈と、膝をつける素材
  • 求められるのは「動きやすい」と「だらしなく見えない」の両立
  • 色は迷ったら暗めの無地。光沢のあるものを撮る日は映り込む
  • 靴は音が出ない・走れる・脱ぎやすい荷物はコンパクトに
  • 基準はその場の誰よりも目立たないこと

当日の進め方は七五三写真の撮り方、公園を使う場合の手続きは公園の撮影許可は必要?にまとめています。

執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)

柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。

監修:小椋 翔フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)

一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。

この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。

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このサイトの監修者の本

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版)

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版/2026年2月)
このサイトで扱っている「需要を先に見つける」という考え方は、この本がもとになっています。