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夫婦で出張撮影|予約が埋まるまでと、受けすぎて首を絞めた話

ブランコの女児

本業を持ちながら、夫婦で出張撮影をしている方がいます。七五三を撮っています。

いまは予約が埋まる状態になりました。ただ、そこに至るまでに、逆方向のつまずきを2回しています。

1回目は、集客を出せなかったこと。2回目は、出しすぎて受けきれなくなったことです。

始めた頃、何ができなかったのですか?

集客です。駆け出しの頃、自信がなくて募集を「出していけなかった」と話しています。

駆け出しのフリーランスのカメラマンではあったんですけれども、なかなか集客に戸惑いというか、自信がなくて、出していけなかったんですね、集客を

「出していけなかった」と言っています。

撮れなかったのではありません。すでにフリーランスのカメラマンでした。それでも、募集を出す側に回れなかった、ということです。

なぜ、募集を出せないのですか?

出した瞬間に、値段と条件が公開されるからです。プラットフォームは料金もレビューも一覧で並びます。

自信がないうちは、そこに自分を並べる判断ができません。技術の不足ではなく、比較の場に出る決心の問題です。

くらしのマーケットの仕組みと手数料はくらしのマーケットで出張撮影は稼げる?にまとめました。各社の比較はカメラマンの登録サイトはどれ?です。

ここで止まっている人は多いはずです。最初の1件をどう作るかはカメラマンになるには?に書きました。

出したあとは、どうなりましたか?

埋まりました。想定より早く埋まりました。取り下げようとしている間に、次の予定が入っています。

(カレンダーを)出して、予定入っちゃったから取り下げなきゃと思ったら、(また)入ってくる

取り下げようとしている間に、次が入っています。

出せなかった人が、出した途端にこの状態になりました。間にあったのは、判断だけです。

ただし、七五三は10月から11月に集中します。通年でこうなるわけではありません。季節ごとの入り方は出張撮影の料金相場とカメラマンの年収は420万円?で説明しています。

全部受けると、どうなりますか?

手が回らなくなります。撮影が終わっても仕事が残るので、件数だけ増やすと「終わらない」状態になります。

駆け出しの頃って、嬉しくて全部受けちゃうんですよ。ただ受けすぎて、自分のキャパシティ無視して受けちゃって、終わらない

依頼を受けると嬉しいんで、全部受けたくなっちゃうじゃないですか。そうすると結果、自分の首を絞める

「終わらない」のは、撮影が終わっても仕事が残るからです。

出張撮影の作業は、当日だけではありません。打ち合わせ、移動、撮影、そのあとの選別とレタッチがあります。1件あたりの後工程は、撮影時間より長くなることがあります。

レタッチにかかる手順は写真のレタッチのやり方にまとめました。

受けた件数と、こなせる件数は違います。この差を先に決めておかないと、繁忙期に破綻します。

無理のない件数の決め方は、業界レポートで詳しく紹介しています。

夫婦でやると、何が変わりますか?

受けられる日が増えます。依頼は土日祝と行事の日に集中するので、動ける人数で件数が変わります。

出張撮影の依頼は、土日祝と行事の日に集中します。本業がある場合、その日に動ける人が1人か2人かで、受けられる件数が変わります。

同じことは、平日は会社員、土日で月20件を撮っている方の話にも出てきます。この方は平日をスケジュールに登録していません。

ただし、件数が増えれば後工程も増えます。前の節の「終わらない」は、そのまま2倍になります。

続けられている理由は、何ですか?

同じ家族から、また依頼が来るからです。七五三は3歳・5歳・7歳と続き、お宮参りや入学もあります。

リピーターさんになってくれる。成長したお子さんの姿を見れるのが本当に嬉しいし、感動的ですね

七五三は3歳、5歳、7歳と続きます。お宮参り、入園、入学もあります。1組の家族に、何年も撮影の機会があります。

新規を取り続けるより、同じ家族に戻ってきてもらうほうが、集客の負担は軽くなります。

選ばれ続ける条件は出張撮影で選ばれるのはどんな人?にまとめました。

どんな立ち位置で撮っているのですか?

カメラマンとして構えていません。「親戚のおばさんだと思ってカメラマンをやっている」と話しています。

親戚のおばさんだと思ってカメラマンやってるんで

七五三やお宮参りは、子どもが泣くこともあれば、着物を嫌がることもあります。現場で必要になるのは、撮影技術の前に、子どもと親をほぐすことです。

「親戚のおばさん」は、その距離のとり方です。プロとして正しく撮る人ではなく、その日いっしょにいる人として振る舞う。この一言が、リピーターが続いている理由を説明しています。

子どもの撮影の進め方は子どもの写真の撮り方と七五三の写真の撮り方に書きました。

本人の話は2026年の取材によるものです。
## この記事のまとめ

  • 本業を持ちながら夫婦で出張撮影。七五三が中心
  • 始めた頃は集客を出せなかった。「自信がなくて、出していけなかった」
  • 出したあとは、取り下げようとする間に次の予約が入る状態になった
  • 次のつまずきは受けすぎ。「自分のキャパシティ無視して受けちゃって、終わらない」
  • 撮影は当日で終わらない。選別とレタッチが後ろに残る
  • 夫婦だと動ける日が増える。ただし後工程も同じだけ増える
  • 続く理由はリピーター。七五三は3歳・5歳・7歳と続く
  • 立ち位置は「親戚のおばさん」

自分たちの場合はどう始められるかは、無料の業界レポートで詳しく紹介しています。

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※この記事は、ご本人へのインタビューをもとにしています。個人の事例であり、同様の成果を保証するものではありません。

ほかの卒業生の話は卒業生の話にまとめています。

執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)

柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。

監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)

一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。

この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。

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このサイトの監修者の本

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版)

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版/2026年2月)
このサイトで扱っている「需要を先に見つける」という考え方は、この本がもとになっています。