11月の七五三の依頼は、ほとんど土日に入ります。ご家族が揃う日が土日だからです。
ところが、都内で撮影の許可が下りる場所を調べていくと、土日に撮れないところが並びます。都立の水元公園は、年末年始を除く平日しか許可が下りません。豊島区立と江東区立の庭園は、土日祝が撮影禁止です。
依頼を受ける前に確かめるのは、場所の見栄えではありません。その日に許可が下りるかどうかです。
この記事では、公式の案内に出ている曜日の条件だけを集めて、土日に撮れる場所と撮れない場所に分けました。
料金と申請の条件は2026年11月に各管理者の案内で確認したものです。変わることがあるので、申請の前に最新の要件を確認してください。
代々木公園とお台場海浜公園です。どちらも都立で、土日の写真撮影に許可が出ます。
代々木公園は、土日祝に枠が5件あります。七五三の時期は埋まるのが早いので、依頼を受けた日に申請の空きを確かめてください。
お台場海浜公園で土日に禁止されているのは、動画の撮影です。写真は土日祝も撮れます。
日比谷公園は曜日では切られていませんが、1日の枠が午前1件・午後1件の2件だけです。先に他の申請が入っていれば受け付けられません。
来園者の利用が優先されるからです。土日は家族連れが多く、撮影で場所を占有させない決め方になっています。
| 場所 | 土日祝の写真撮影 | 公式の書き方 |
|---|---|---|
| 水元公園 | 不可 | 年末年始を除く平日のみ |
| 砧公園 | 日曜・祝日が原則不可 | 日曜・祝日は原則として許可できない |
| 山下公園(横浜市) | 七五三は不可 | 土日祝に許可が出る商業撮影はウェディングだけ |
山下公園は、土日祝の商業撮影そのものは認められています。ただし許可が出るのはウェディングだけで、七五三やお宮参りの出張撮影は平日しか撮れません。
芝公園は都立と区立に分かれていて、都立側はエリアごとに撮れる曜日が決まっています。さらに紅葉期と桜花期は撮影できません。七五三は紅葉期と重なるので、ここは外れます。
豊島区立と江東区立は、土日祝が撮影禁止です。区が明記しています。
| 区立 | 土日祝 | 写真1時間 |
|---|---|---|
| 豊島区立(目白庭園) | 撮影禁止(年末年始も) | 1,997円 |
| 江東区立(清澄庭園など) | 撮影禁止(学校長期休業期間も) | 1,997円 |
| 江戸川区立(平成庭園) | 記載なし | 1,997円 |
| 文京区立(肥後細川庭園) | 記載なし | 2,550円 |
| 港区立 | 記載なし | 6,757円 |
都立の文化財庭園も、土日祝に撮れないところが多いです。旧岩崎邸庭園は土日祝が原則不可で、提出の期限は2週間前です。
庭園は料金が安いところもありますが、曜日で外れます。 都立庭園は30㎡以下で1時間100円ですが、七五三の依頼が入る土日に使えなければ、この金額は意味を持ちません。
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神社ごとに違います。プロのカメラマンの撮影を禁止しているところがあります。
明治神宮と熱田神宮は、出張カメラマンの撮影を禁止しています。参拝者が自分で撮るのは構いませんが、依頼を受けたカメラマンが境内で撮ることはできません。
神社の撮影許可の取り方は別の記事にまとめました。公園とは窓口も料金の考え方も違います。
依頼を受けるときは、ご家族が行く神社の名前を先に聞いてください。 場所が決まってから「撮れません」と伝えると、その日の予定が崩れます。
都立公園は30㎡以下で1時間100円です。横浜市の山下公園は写真1件15,000円です。
| 場所 | 写真撮影の料金 |
|---|---|
| 都立公園(30㎡以下) | 1時間 100円 |
| 区立庭園(豊島・江東・江戸川) | 1時間 1,997円 |
| 文京区立 | 1時間 2,550円 |
| 港区立 | 1時間 6,757円 |
| 山下公園(横浜市) | 1件 15,000円 |
同じ写真撮影で、100円と15,000円の差があります。 管理している自治体が違うからです。
都立公園は支払いが現金のみで、当日に窓口で払います。一度納めた占用料は、天候で撮れなくなっても返ってきません。
場所によって、2週間前から3日前までの幅があります。
| 場所 | 申請の期限 |
|---|---|
| 日比谷公園 | 14日前から3日前の16時まで |
| 砧公園 | 2日前の15時まで |
| お台場海浜公園 | 3日前の13時まで |
| 旧岩崎邸庭園 | 2週間前まで |
| 区立庭園(豊島・江東) | 約2か月前から7日前まで |
日比谷公園だけ、受付の開始日が決まっています。 14日前より早くは出せません。1か月前に申し込んでおくことはできません。
七五三の依頼は1か月以上前に入ることがあります。依頼を受けた時点では申請できない場所があるので、受付が始まる日を手帳に書いておいてください。
曜日、枠、期限、料金の4つです。
この4つのうち1つでも外れると、その日その場所では撮れません。公園の撮影許可がいらない線引きも、場所によって違います。
Q. 七五三の出張撮影は、商業撮影になりますか?
A. なります。依頼を受けて報酬が発生する撮影は、横浜市でも商業撮影として扱われます。家族が自分で撮る場合と、申請の区分が変わります。
Q. 紅葉と一緒に撮れますか?
A. 場所によります。紅葉の見頃は七五三と2週間ずれています。芝公園の都立側は紅葉期に撮影できません。
Q. 土日に撮れる場所が見つからないときは、どうしますか?
A. 平日に動けるご家族なら、平日のほうが選べる場所が増えます。水元公園も砧公園も、平日なら許可が下ります。ご家族に平日の都合を聞いてみてください。
Q. 当日に雨が降ったら、申請はやり直しですか?
A. 日比谷公園では、雨の日の予備日をあらかじめ取っておくことはできません。撮り直すなら、改めて14日前からの受付に申し込み直します。
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執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)
柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。
監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)
一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。
この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。
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