「ニューボーンフォト 危険」「事故」「怖い」で検索する人が、月に3,000人以上います。
そのうえで、公的な統計を探しました。結論から書きます。
見つかりませんでした。
2026年8月25日時点で、見つかりません。
探した先はこちらです。
ニューボーンフォトを名指しした注意喚起は、どこにもありませんでした。
※これは2026年8月25日時点で確認した結果です。公的な情報は追加されます。必ずご自身で最新のものを確認してください。
これは「安全だ」という意味ではありません。「公的に集計された事故のデータが公開されていない」という意味です。
そして、その裏返しでもあります。「危険だ」と言うための公的な根拠も、同じように無い。
検索の上位に、こうした数字が並んでいます。
出典が書かれていません。
これらを載せているのは、雛人形や五月人形の通販サイトでした。撮影の専門家が出した数字ではありません。
どこの誰が、何人に、いつ聞いた数字なのか。 それが書かれていない数字は、使えません。
わたしたちは、この数字を採用しません。
フォトグラファー向けに、安全の講座と資格を出している団体が実在します。
日本ニューボーンフォトセーフティー協会は、自らを「日本初フォトグラファー向けの安全講座と資格」と説明しています。
扱っている内容は3つです。
1. 医学的な情報(妊娠、出産、産後、新生児に関する情報)
2. 撮影に役に立つ知識
3. 事故を防ぐための安全対策
協会の言葉は、こうです。
撮影で最も大切なのは、安全であること。
安全のための資格が作られている。 これは「業界が対策を必要だと考えている」ということです。
統計は無くても、現場が危険を認識しているという事実は、確かめられます。
ここが、いちばん知られていないところだと思います。
SNSでよく見る、赤ちゃんが両手で頬杖をついているポーズ。あれを撮っている現役カメラマンが、方法を公開しています(ニューボーンフォトは怖い?事故にならない為の3つのポイント)。
赤ちゃんの頭や手足を押さえた状態で撮影を行い、撮影後にカメラマンが綺麗に合成をおこなっております
そのまま撮っているのではありません。合成です。
撮影中は、人の手が赤ちゃんを支えています。 その手を、あとから消しています。
この事実を知らずに真似をするのが、いちばん危ないところだと思います。 写真だけを見て「こういう格好をさせればいいのか」と受け取ると、支えのないまま同じ姿勢を作ることになります。
同じカメラマンが、観察している項目を挙げています。
・呼吸の頻度や深さ・末梢を軽く圧迫した時の血が戻る速度・アクションを起こした時の反応具合
苦しいときのサインについても、書かれています。
肌の色が徐々に紫色に変わっていく「チアノーゼ」というサインがでます
ポージングについては、こうです。
気道を確保するには定期的に頭を動かして空気の道を作る必要があります
「動かさないほうがいい」ではなく、「定期的に動かす」です。 同じ姿勢のまま置いておくことのほうが問題になる、ということです。
おくるみも、普通のものではありません。
使用するおくるみは、一般的に使われているおくるみよりもかなり伸びる素材を使用
※ここに挙げたのは、現役のカメラマンが公開している実務です。医学的な助言ではありません。 赤ちゃんの状態については、必ず医師や助産師にご相談ください。
SNSで見た構図を、そのまま再現しようとしないこと。 これに尽きると思います。
合成が前提の写真を、合成なしで作ろうとすると、無理な姿勢になります。
自宅で撮るなら、こうなります。
「かわいそう」と検索する人が月に720人います。 その感覚は、間違っていないと思います。
写真の技術より前に、こちらが要ります。
1. 新生児の体について知ること(呼吸、体温、姿勢)
2. 苦しいサインを見分けられること
3. 合成の技術(無理な姿勢を作らずに、同じ絵にする)
4. やらない判断ができること
4が、いちばん難しいと思います。 お客さまが写真を見せて「これと同じものを」と言ったとき、断れるかどうか。
依頼を受けてから当日までの進め方は、公式メールマガジンでも説明しています。
写真を仕事にするまでの手順は、公式メールマガジンで配信しています。撮り方・仕事のありか・値段の決め方を、曜日ごとに分けて隔日でお届けします。登録はメールアドレスだけです。
子どもの撮り方は子ども写真の撮り方、依頼を受ける側の実務はカメラマンの服装は?にまとめています。
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執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)
柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。
監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)
一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。
この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。
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