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山形新幹線の撮影地は、他の新幹線と何が違うのか?

屋外に立てた三脚

山形新幹線は、東海道や山陽とは条件がまるで違います。

高架の上を300km/hで走り抜ける列車を、下から見上げる——という撮り方になりません。

理由は、この区間が法律上は在来線だからです。

新幹線なのに、在来線なのですか?

福島〜新庄の区間は、法律上は在来線です。奥羽本線を標準軌に改軌して直通運転しています。

山形新幹線は、奥羽本線の福島〜新庄(148.6km)を、狭軌1,067mmから新幹線と同じ標準軌1,435mmに改軌して、東北新幹線と直通運転しています。いわゆるミニ新幹線です。

ただし設備は在来線のままなので、この区間の最高速度は130km/hです。全国新幹線鉄道整備法は「主たる区間を列車が二百キロメートル毎時以上の高速度で走行できる幹線鉄道」を新幹線と定義しているため、130km/hのこの区間は法定上の新幹線にあたりません。

(出典:山形新幹線(Wikipedia))

撮る側にとって決定的なのは、次の2つです。 高架ではなく地上を走り、速度も新幹線としては遅い。つまり在来線を撮るのと同じ構えで臨めます。

踏切があるのですか?

あります。JR東日本は山形〜新庄で、当初79か所あった踏切を約半分の41か所まで減らしました。

踏切があるということは、線路に近づける場所があるということです。 そして、そこがいちばん危ない場所でもあります。

鉄道各社が禁止している5つを、もう一度置いておきます。

  • 線路敷や踏切など、鉄道用地内での撮影
  • 田畑や宅地などの私有地への立ち入り
  • ホームでの三脚・脚立・踏み台
  • 運行中の列車へのフラッシュ
  • 路上駐車

踏切の遮断機の内側は鉄道用地です。 警報機が鳴っていなくても入りません。JR東日本は「個人的な趣味の範囲での撮影は禁止していない」と明言していますが、立ち入り禁止区域での撮影は禁止行為に挙げています。

踏切の手前、公道の路側から撮れる構図を先に決めておいてください。

どこが探されていますか?

高畠が月70件、庭坂が50件、赤湯が40件です。駅名と地名、両方で探されています。

場所月間検索数
高畠70
庭坂50
赤湯40
かみのやま温泉40
天童・米沢各30
関根20
冬20

📍 高畠駅(山形県)を地図で見る
📍 庭坂駅(福島市)を地図で見る
📍 赤湯駅(山形県)を地図で見る
📍 板谷峠(福島県)を地図で見る

庭坂と板谷峠は、福島から山形へ上がる山岳区間です。 勾配とカーブがあるため、編成を斜めから捉えられます。

「冬」が単独で検索されています。 他の新幹線の撮影地では出てこない語でした。

冬は、何が変わりますか?

立てる場所が減ります。除雪された道以外は歩けず、雪面が明るいので露出も変わります。

  • 除雪された道以外は歩けません。 側溝や用水路が雪の下に隠れます
  • 路肩に停めると除雪の妨げになります
  • 雪面は明るく写るので、露出を切り詰めないと車両が暗く沈みます

雪のなかを走る車両は、この路線の見どころです。ただし夏に見つけた場所が、冬には使えないことがあります。 下見をしたなら、季節を変えてもう一度見てください。

車で行く場合の注意は、車の撮影スポットの記事にまとめました。

案内や設備の条件は変わります。行く前に、必ずJR東日本の最新の内容をご自身で確認してください。

130km/hを、どう撮りますか?

他の新幹線より、選べる幅が広いです。速度が落ちるぶん、流し撮りの成功率が上がります。

  • 止めるなら、300km/h級より低いシャッター速度で足ります
  • 流し撮りは、速度が落ちるぶん成功率が上がります。練習に向いています
  • 地上を走るので、背景に山や田畑を入れやすい。高架の見上げ構図に縛られません

勾配区間では編成が曲がって見えます。離れて望遠で圧縮すると、カーブが強調されます。

数字と記載は2026年10月11日に確認したものです。
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この記事のまとめ

  • 山形新幹線の福島〜新庄(148.6km)は、法律上は在来線。最高速度130km/h
  • 奥羽本線を狭軌1,067mmから標準軌1,435mmに改軌して直通運転している
  • 踏切がある。山形〜新庄は当初79か所を約半分の41か所まで減らし、ゲート状の大掛かりな踏切に改良された
  • 踏切の遮断機の内側は鉄道用地。警報機が鳴っていなくても入らない
  • 探されているのは高畠70・庭坂50・赤湯40・かみのやま温泉40。「冬」が単独で20
  • 冬は除雪された道以外を歩けない。雪面が明るいので露出に注意
  • 130km/hなので止めるのも流すのも、他の新幹線より易しい。練習に向く

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執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)

柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。

監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)

一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。

この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。

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このサイトの監修者の本

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版)

『増補改訂版 副業するならカメラマン』小椋翔・著(フォレスト出版/2026年2月)
このサイトで扱っている「需要を先に見つける」という考え方は、この本がもとになっています。