「カメラマン なるには 独学」で検索する人がいます。
専門学校に行かないと無理なのか。 そこを知りたいのだと思います。
先に結論を書きます。
技術は独学で届きます。仕事が来るかどうかは、別の話です。
厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に、「商業カメラマン」の学歴分布があります(商業カメラマン|job tag)。
大卒40.0%、専門学校卒34.5%、高卒23.6%、短大卒10.9%。
専門学校卒より、大卒のほうが多いというのが実際のところです。
そしてもうひとつ、同じ資料にこの数字があります。
入職前の訓練「特に必要ない」:36.4%
3人に1人以上が、入る前の訓練は要らないと答えています。
写真の仕事に必要な国家資格もありません。詳しくはカメラマンに資格は必要?にまとめました。
※数字は更新されます。必ずご自身で最新のものを確認してください。
露出、構図、光の扱い。ここは独学で届きます。
理由は3つあります。
1. 答えが決まっている(絞り、シャッター速度、ISOの関係は変わりません)
2. 撮ってすぐ確認できる(フィルムの時代と違い、その場で結果が出ます)
3. 教材が多い(メーカーの公式レッスンが無料で公開されています)
むしろ、独学のほうが早い部分もあります。 自分が撮りたいものだけを、集中して練習できるからです。
このサイトにも、撮り方をまとめています。
3つあります。どれも技術ではありません。
神社での撮影を、誰が許可を取るのか。公園は誰が申請するのか。これは撮っていても学べません。
出張撮影のfotowaは、施設の管理者への確認をお客さまにお願いしています。一方、公園は条例で「業として写真を撮影する人」が申請する仕組みです。逆になっています。
知らずに現地へ行くと、当日に断られます。神社の撮影許可は誰が取る?、公園の撮影許可は必要?にまとめました。
独学でいちばん詰まるのがここだと思います。
安くすれば選ばれるのか。相場はいくらか。追加料金はどう扱うか。練習では答えが出ません。
わたしたちが出張撮影の公開口コミ1,978件を数えたところ、値段に触れた口コミは6件(0.3%)しかなく、「安かった」と褒めたものは1件もありませんでした(出張撮影で選ばれる人は何が違う?)。
安さで選ばれているのではない。 これは、独学では見えない事実です。
技術と集客は、別のものです。
腕が上がっても、あなたを知らない人からは依頼が来ません。ここでつまずく人がいちばん多いところです。
順番があります。
1. 撮る相手を決める(家族写真か、七五三か、ニューボーンか)
2. その分野だけ練習する(全部やろうとしない)
3. 撮ったものを見せられる形にする(ポートフォリオの作り方)
4. 1件でも実際に受けてみる(撮影の仕事はどこで受ける?)
5. 受けてから足りないものを埋める
4を先にやることをおすすめします。
理由は、フォトグラファーの学校の小椋翔さんが、フィットネスクラブを経営していた頃の話として語っていることと同じです。
フィットネス経験もない、知識もないけど、目の前の会員さんをどうにかダイエットや健康状態を良くしたいっていう気持ちだけで、結果フィットネスもより良くなり、写真もより良くなった
そして、こう続きます。
カメラマンも先に技術、技術、技術ってやろうとする気持ちはわかりますよ。ただ、それよりも目の前のお客さんを満足させる、ありがとうを集めようって言った方が、結果自然と技術がアップするぜ
練習してから受けるのではなく、受けてから必要な練習が決まる。 そういう順番です。
この順番については、無料のオンライン講座の第1部でも説明しています。
時間の使い方が違います。
| 独学 | 教わる | |
|---|---|---|
| 技術 | 届く。時間はかかる | 早い |
| 撮影許可などの決まり | 調べる機会がない | 先に教わる |
| 値段の決め方 | 詰まりやすい | 基準をもらえる |
| 失敗 | 現場で起こる | 事前に聞ける |
| 費用 | 機材代のみ | 受講料がかかる |
独学が向いていないという話ではありません。 独学で埋まらない3つを、どこかで埋める必要がある、というだけです。
未経験から始める手順は、無料のオンライン講座で公開しています。全4部で、収益の試算まで入っています。登録はメールアドレスだけです。
なり方の全体像はカメラマンになるには?、始めるかどうか迷っているなら「カメラマンはやめとけ」は本当?にまとめています。
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執筆:山野井 孝志(フォレスト出版)
柔道整復師。施術とコーチングの経験はあわせて5万件以上。セラピスト向けのセミナー事業で成約率を10%から60%に引き上げ、後輩のセミナー事業の立ち上げにも携わり、年商6,000万円のビジネスを構築。現在はフォレスト出版に在籍しています。
監修:小椋 翔(フォトグラファーの学校 学校長/通称:オグショウ)
一般社団法人日本ニューボーンフォトグラファー協会 代表理事。経営コンサルタント。現在5社経営。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」「フォトグラファーの学校」を全国で開始し、卒業生は1,400名。日本初のセルフウェディングフォトスタジオ「SELDING」を沖縄に2店舗経営。経営コンサルタントとして3,000人以上を支援。著書に『増補改訂版 副業するならカメラマン』(フォレスト出版)。
この記事は、小椋翔さんの著書・セミナー・受講生へのインタビューと、各サービスの公式情報をもとに構成しています。
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